毛じらみによる「ケジラミ症」に感染する原因まとめ

性病の１つとして有名な「ケジラミ症」。激しい痒みを伴い、さらに繁殖力も感染力も抜群の厄介な病気です。出来ることなら感染するのも人に感染させるのも避けたいですよね。そこで今回は、毛じらみによる「ケジラミ症」に感染する原因をご紹介します。

陰部を好む「ケジラミ」

「ケジラミ症」はシラミが毛に寄生、繁殖することによって起こります。この「シラミ」、なんと昆虫の一種。人間の毛に寄生して血を吸って成長するんです。成虫の体長は0.8〜1.2ミリでギリギリ目視することが出来るとか。また、1匹の成虫は30〜40の卵を産むと言われています。毛の根元付近に産み付けられる卵も目視することができます。

このように、人間の毛に寄生するシラミは3種類いますが、その中でも「ケジラミ」は陰部周辺の臭いを好みます。その為、陰毛に寄生し繁殖するのです。また、稀に陰毛意外にも脇毛や胸毛などの体毛にも寄生することもあり、全身に住み着く可能性がある恐ろしい寄生昆虫なのです。

毛じらみに感染する原因①セックス

では、ケジラミは一体どのように感染するのでしょうか？基本的にシラミは「接触」によって感染します。その為、陰毛同士が触れ合うセックスが最も有力な感染ルートと言えます。

ケジラミの恐ろしいところは他の性病と違いコンドームなどの予防策がないところです。毛が触れ合えばケジラミは乗り移ってしまうのです。また、ケジラミ症に感染してからおよそ1〜2ヶ月は痒みなどの症状がないため、その間知らずに感染してしまっていることもあります。

毛じらみに感染する原因②オーラルセックス

「接触」による感染は陰毛同士とは限りません。ヒゲのある男性がケジラミ症の女性をクンニし、ヒゲにケジラミが感染することもあります。陰毛に頭髪や体毛が接触すれば毛から毛へと乗り移る可能性があるのです。そのため、顔が陰部に触れる可能性があるオーラルセックスはケジラミ症に感染する可能性があると言えます。

毛じらみに感染する原因③タオルや毛布の共有

ケジラミは毛から離れても約４８時間は生存していると言われています。その為、直接の接触がなくても感染者が使用したタオルや毛布を介して感染してしまうこともあるのです。家族間でタオルを共有している場合など、親が感染することで子供にまで被害が及ぶ可能性があるのです。ちなみに、ケジラミは水中では毛にしがみつく性質がある為プールやお風呂の中では感染することはありません。が、更衣室やトイレなどは感染の可能性があります。また、水中で毛にしがみつくという事は、水中の中でも生きながらえているということですよね。ケジラミ症の人が使用した衣類やタオルは熱湯やアイロンなどの熱処理が必要です。

ケジラミ症にならないために

ケジラミ症にならない為にはとにかくケジラミとの「接触」を避ける他ありません。性行為はもちろんですが、プールや温泉などでもタオルの貸し借りは控えたり、衣類は袋に入れて保管したりなど、他者との所有物の共有や接触を避けることが賢明と言えます。また、少しでもケジラミの疑いを感じたら放置せずに直ぐに治療を始めましょう！

いかがでしたか？ケジラミの恐ろしさ、ご理解いただけたでしょうか？私自身、書いていてゾッとしています（笑）気をつけましょう！！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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