キスで感染するリスクのある性病とその症状まとめ

コンドームをしているから性病対策はバッチリ！と考えているそこの貴方！キスだけでも移ってしまう病気がいくつもあるってご存知でしたか？今回は、キスで感染するリスクのある性病とその症状をまとめてみましたので是非チェックしてみてください。

キスだけでなる性病01:B型肝炎

B型肝炎とは、感染しても無症状のまま過ごす人もいるのですが、免疫力が低い人の場合は感染から発症してしまう確率が高くなる病気です。症状としては劇症肝炎や肝硬変、肝臓がんなどを引き起こすリスクがある怖い病気です。

一般的なイメージとしまして『輸血や汚染された注射器による血液の感染で起こる』といったものがありますが、近年では性交渉で感染するケースも多数報告されています。唾液にもウイルスが含まれているのですがその量は極微量であり、唾液だけで感染する可能性はほぼ無いのですが、キスをした時に口内で傷口から出血がある場合においては、簡単に感染をしてしまいます。

口内で出血といいますと、噛んでしまったといった傷のみならず歯周病などで歯茎が弱っていると軽い刺激でも血が出る人もいますので、充分に注意してください。

キスだけでなる性病02:梅毒

梅毒という病気は梅毒トレポネーマという菌が原因で発症する病気です。一説によりますと、火縄銃などを取り入れた1512年頃に日本国外から菌がもたらされ、性行為によって感染拡大をしていったと言われています。よく漫画やドラマなどで江戸時代の遊郭の女性が梅毒にかかり、苦しんだ末死亡してしまうという描写がありますよね。

現在では薬で治療は出来るものの放置しておくと日常生活に支障をきたす恐ろしい病です。症状は主に4段階に分かれています。

■第一段階:
感染した場所にしこりが出来、無痛の腫瘍になる場合がありますが無症状のケースもあります。

■第二段階:
全身に赤い湿疹（バラ疹と呼ばれています）が現れ、発熱などが起こります。大抵はここで梅毒と診断され早急な処置が必要となります。基本的にこの時点で治療がなされれば2ヶ月程度で完治します。

■第三段階
第二段階の時点で治さずに数年放置してしまいますと、ゴム腫というものが現れたり、結節性梅毒疹が現れます。

■第四段階
脊髄癆や大動脈瘤が症状として出る恐れがあります。

梅毒のウイルスは感染者の粘膜に含まれているために性交渉では感染力が非常に強力であることが特徴です。また、唾液にも含まれている恐れがありますのでディープキスをするだけでも感染してしまったケースも多くあります。この梅毒は体の各々の箇所に病変するために、たとえば唇に症状が出ていれば軽いキスだけでも十分に移ってしまうのです。

現代においてはとりわけ男性の同性愛者の間で広まっていますので、同性愛者の場合はしっかりと認識しておくことが重要です。

キスだけでなる性病03:淋病

淋病は淋菌が原因で発症します。発症する人も多い性感染症です。性器だけではなく喉や目であったり直腸などの粘膜がある部分に感染するのが特徴です。女性が感染するとおりものの増加や臭いが強くなったり、放置しておくと不妊になってしまうケースもあります。また、男性の場合は無症状の場合もありますが、用を足す時に尿道に激しい痛みが襲う辛い病気です。

とりわけ喉に感染することが多いので、キスでの感染が高いことがうかがえます。更には感染していると自覚が無いままにフェラなどをしてしまいますと、喉から性器へと菌が転移してしまうので、そうなると上記で説明したような症状が現れてしまいます。

無自覚の場合は、気づかない内に複数に感染させてしまっていることもあるので、不特定多数とセックスをしていると思った方は定期的に病院で検査をするなどの対策を取る必要があるといえます。

キスだけでなる性病04:クラミジア

淋病と同様で、性器に感染した場合は多くの症状が出るために気づく病気なのですが喉のみに感染している段階では気づかない傾向にあります。

このクラミジアは10～20代での性病感染数ワースト1位ということで、いつ感染してもおかしくない性病ともいえます。自覚症状がないと淋病同様に、特に女性の場合は最悪のケースとして子宮摘出になる恐れもありますので、男女共に注意をしましょう。

キスだけでなる性病05:口唇ヘルペス

口唇ヘルペスとは、クチビルの周辺に水ぶくれが出来る病気です。口周りということで発見もしやすいのですが感染力はかなり強いです。ディープキスをし唾液を交えてしまいますと、多量のウィルスが混じっているために高確率で感染します。

２０代以上の半数は既に感染しているというデータもありますが、体内に抗体を持っている場合は発症しません。なぜ抗体を持っているかといいますと、口唇ヘルペスは実は幼少期に感染している可能性があるためなのです。初めての感染の際は症状が重い場合もありますが死に至ったり重篤な症状は起こさないので比較的怖くない性病といえます。

しかしながら感染してしまうのはやはり嫌ですよね…。特定のパートナーとだけならば恐らく大丈夫かと思いますが複数の人とセックスをしている場合には十分に注意をしてください。

キスだけでなる性病06:サイトメガロウイルス

別名『キス病』ともいわれるサイトメガロウイルスも口唇ヘルペス同様に幼少期に感染し抗体を持っている可能性がかなり高いので発症するケースは少ないです。また、症状自体も風邪が長引くような倦怠感や微熱程度なので、気づかないといったことも有り得ます。

実は無自覚の内に感染しているのかもしれませんが、重篤な症状が出ることはありませんので安心してください。

キスだけでなる性病07:ヒトパピローマウイルス

ヒトパピローマウイルスはとりわけ女性に危険な症状をもたらすウイルスです。性器周辺の皮膚であったり粘膜に感染するのですが、やはり口や喉にも感染してしまう恐れがあります。人の身体の粘膜がある部分は感染しやすいのですね。

感染し発症しますと口の中にイボを作ってしまったり、放置しておくと癌の原因にもなります。ただし発症するケースは少ないと聞きますのでそこまで注意するものではありません。


いかがでしたでしょうか？感染すると直ぐに症状が出るものや、そこまで危険ではない性病もありますが、これらすべては『キス』だけで十分に感染するリスクがある病です。コンドームをしているからといって100%安全ではないことがお分かり頂けたと思います。不特定多数とセックスをしている場合、必ず病院や御自身でキットを購入し性病の有無を確認しましょう。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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