梅毒に感染していることが判明！原因として考えられること８つ

股のあたりが腫れてきたり、チンコに潰瘍ができたりしたので病院に行ったら梅毒だと診断された！一体なにが原因だったんだろう？そんなアナタに梅毒に感染していることが判明！原因として考えられること８つ、ご紹介します！

梅毒とは？

そもそも梅毒って何？という方のために、まずは梅毒のご説明を致します！梅毒とは今より昔の時代では不治の病として有名でした。さらに発症から１０年経つと死んでしまうという怖い病気だったのです。そんな梅毒は、症状が４段階に分かれています。

第1期は、感染から３週目。ペニスに痛くも痒くもない腫れができます。その後ただれます。さらにリンパ節が腫れるため股の付根も腫れることがあります。それが数週間すると、ふっと消えてなくなります。

その後感染から３ヶ月して梅毒性バラ疹というバラの花びらのような発疹が身体の中心に拡がります。これが第2期です。

その後３年以上経つと第三期症状に入りゴム腫というしこりが全身にできるのです。さらに放置すること１０年近く経つと脳や神経などに重い障害が出て、やがて死んでしまうのです。このように放置することで最悪の結果を生んでしまうことにもなるので、もし症状が出たなら早めの治療が大切になります！

梅毒の治療法

そんな梅毒、先程もお伝えした通り昔ならば治ることがありませんでしたが、現在は早い段階で投薬治療を行うことで治すことが可能です。ですがネット上で調べると梅毒は治らないという情報が多く見られます。それはあくまで検査上陽性が出続けるだけですので心配はいりません。

では一体どんな治療を行っていくのかというと、基本的には経口合成ペニシリン剤という薬を用いて治療を行います。中にはこのペニシリンアレルギーの方もいるので、そういった方の場合は塩酸ミノサイクリンなどを使用します。この薬は市販されていないのでかならず病院で治療を行いましょう。

この経口合成ペニシリンの投薬を第1期なら２週間程度、2期なら1ヶ月程度、３期以降なら１年近く続けていくことになります。

梅毒の原因①：セックス

ではここからは梅毒に感染する原因をご紹介していきます！まず一番の感染原因となっているのが、このセックスです。そもそも梅毒に感染する理由は梅毒トレポネーマという細菌に感染するためです。その梅毒トレポネーマに感染している人とセックスをした場合３０～４０％の確率で感染すると言われています。

梅毒トレポネーマは体液や病変部に出来た腫れの中にある分泌液に多量に含まれています。その腫れがセックスにより破れたりすることで出てきた分泌液が皮膚の小さなキズや粘膜に触れて、梅毒トレポネーマが侵入するのです。つまり感染者の体液などが傷口や粘膜に触れるとアウトということですね。

梅毒の原因②：オーラルセックス

またセックスだけではなく、オーラルセックスでも梅毒には感染してしまいます。上でご紹介した通り、梅毒の原因になる梅毒トレポネーマは梅毒感染者の体液や血液に大量に含まれいています。当然唾液も体液に含まれますので、唾液にも梅毒トレポネーマは大量に含まれています。その唾液がフェラをしている内にペニスに出来た目に見えないレベルの傷に触れることで感染することだってありえるのです。

また梅毒感染者が歯肉炎にかかっており出血していた場合などにも感染してしまうでしょう。なので梅毒感染した場合や感染している人との性行為は避けるのがベストです。また相手が感染しているかどうかわからない場合でもコンドームをつけることである程度予防ができますので、性行為をするときには必ずコンドームをつけましょう。

梅毒の原因③：アナルセックス

梅毒の原因にあるのは通常のセックス、オーラルセックスだけではありません。このアナルセックスからも感染してしまいます。そして特にこのアナルセックスでの感染が多いとも言われています。

その理由はおそらく通常のセックスやオーラルセックスに比べてアナルでのセックスは出血してしまいやすいことからでしょう。肛門が切れて出血したところから梅毒トレポネーマが侵入してしまうので、やはりこのアナルセックスをするにしてもコンドームの着用は必須なようですね。

梅毒の原因④：キス

性行為でなければ梅毒に感染しないのかというと、そうではありません。唾液に梅毒トレポネーマが含まれてしまう以上、キスからでも感染の可能性はあります。特に舌を絡めるディープキスともなれば確実に唾液に触れますよね？もしその時に自分の舌や口腔内に傷があった場合は梅毒トレポネーマが侵入してくる恐れが十分にありえます。

またオーラルセックスの項目でも触れたように歯肉炎などで微量ながら出血をしていたとすれば、やはり感染の可能性は高くなってしまいます。唾液に触れないフレンチキスであれば、可能性は低くなりますが、やはり絶対に感染しないとは言えないので注意が必要ですね。

梅毒の原因⑤：同性での性行為

アナルセックスがアウトな以上、男性同士の性行為はやはりアウトです。わざわざ項目分けする必要ないのでは？と思われるかもしれませんが、あえて分けさせて貰いました。というのも、現在の日本での梅毒感染者の約８０％が男性で、しかも２５～２９歳に偏っているのです。おそらくこの年代の同性愛者間での病原菌のやりとりが盛んなのでしょう。

同性愛者同士で出会うためのコンテンツなどがインターネットを中心に広まっているために、男性での梅毒感染者が増えているのだと思われます。また梅毒に並んで男性同士で多いのがHIVとなっています。この年代の方は特に注意して、もし行為に及ぶのならばコンドームをつけるようにしましょうね！

梅毒の原因⑦：血液感染

性行為からの感染以外にも血液から梅毒に感染することがありえます。そしてこの血液からの感染はよほどのことがない限り、自分自身で対策を打つことができません。血液感染のほとんどが医療従事者の注射ミスなどで感染するためだからです。とはいえ、そんなことになったら大問題ですし、めったに起こることではないので気にする必要はないでしょう。

また輸血でも感染することはありますが、そもそも献血する際に十分検査をしているのでこちらも気にする必要はないでしょう。あくまでそういう感染の仕方もあると記憶の隅に残してもらえたらと思います。

梅毒の原因⑧：母子感染

梅毒はお母さんが感染しており、子供を産んだ場合、かなりの確率で子供も梅毒に感染していることがあります。この母子感染は子供がお腹の中にいる時に胎盤を通じて感染するか、産道を通るときに感染することを指します。そしてそういった状態で感染した状態のことを先天性梅毒と言うのです。

当然、胎児が梅毒にかかっているというのはかなり危険な状態です。早産になってしまったり、最悪の場合流産や死産ということもありえるのです。うまく生まれてくれたとしても、なにかしらの疾患を抱えていることも少なくありません。こういったことを防ぐために、妊娠初期に梅毒検査が行われます。もし感染していてもちゃんと治療を行うことができるようになっています。ですが、やはりかかっていないというのが一番です。

梅毒感染は男性から女性にというパターンが多いので男性は特に気をつけてくださいね。脅すわけではありませんが、梅毒にかかった母親から子供に伝染る可能性は１００％、その中から死産になる可能性は４０％です。最悪の場合、悔やんでも悔やみきれないことは想像に難くないですよね。

梅毒感染の原因？　お風呂、トイレ

最後にご紹介するのはお風呂やトイレです。よく感染ルートとして気にする方もいらっしゃますが、この二つから感染することは非常に稀です。というよりもまず伝染らないと言ってもいいくらいです。梅毒トレポネーマは細菌の中ではも特に弱い部類の細菌で、高温の場所でも生きては行けませんし、十分な酸素がなくてもダメなのです。そのためお風呂などで生き残る可能性も非常に低くなるということですね。

とにかく、梅毒感染の基本は相手の血液や体液に、自身が触れることで感染する接触感染だと覚えておきましょう！

いかがでしたか？梅毒に感染していることが判明！原因として考えられること８つでした。感染経路には様々なものがあります。ですが症状が出ているからと言って自分で断定することはできません。もし不安ならば早めの受診を心がけましょうね！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

◯関連記事
・【悲報】るろうに剣心は実は性病（梅毒）で死亡したことが判明
・知らずにセックスしてしまった！梅毒の感染率は？