ピルは市販されていない。初心者向けピルの購入知識

ピルを始められた方で、どうしてピルは薬局に売っていないんだろうと疑問に思ったことはありませんか？実はこれには大きな理由があり、市販に至るには難しい側面があるのです。今回は、何故ピルが市販されないかについて述べますので、参考にしてください。

ピルは基本的に「病院で」

日本におけるピルの扱いは、基本的に病院や診療所のみで行われています。理由は簡単です。病院でなければ取り扱えないからです。ピルは非常にデリケートな薬であり、医療機関側がしっかりと理解した上で、服用希望者に説明を行い処方せんをしなければ、後に問題が出てくる可能性が高くなるのです。

となると、「病院以外でも取り扱っているところがある」という部分が疑問になりますが、これについては次項で述べさせていただきます。

個人輸入は正規とは言えない

皆様が疑問に思った部分である、「病院以外でのピル取扱場所」ですが、まず頭に思い浮かべるのが「個人輸入」になると思います。ですがこの個人輸入、請け負っている代行者が勝手に販売しているだけであり、決して正規の入手ルートとは言えないのです。

個人輸入代行が運営しているサイトをご覧になると分かると思いますが、どの注意事項でも責任を負うような項目はなく、全て購入側の自己責任を全面的に押し出しています。

何故市販されないのか

では、何故正規に取り扱っている場所が病院だけで、薬局等で市販されないかという疑問にお答えします。その理由は非常に単純で、一般人では取り扱えない薬だからです。

これがどういうことかと言うと、ピルには服用の制限が多い上に、副作用も多岐に渡ります。そんなピルを、注意事項だけを読んだだけで理解できる訳がなく、正しく服用できない、副作用に悩まされるという結果が多発してしまうからです。そして何より、ピルは薬事法における要指示医薬品に指定されています。これがどういうことか、推して知るべしでしょう。

もし市販されたら・・・

上記により、もしピルが市販されれば大変なことになるでしょう。市販される時点で薬としては軽く見られるので、さらに飲み方や副作用の捉え方が雑になりますし、それに伴い医療機関へ駆け込む方が激増します。

それだけならまだしも、そもそもピル服用における死者が現れており、そんな雑な飲み方をしてしまえばその確率も自動的に引き上げられてしまうでしょう。

適正な購入を心掛ける

前項全てをご覧になり、市販されていない理由をお分かりいただけたでしょうか？ピルは、薬事法による要指示医薬品に指定されていることは前述でも述べましたが、指定されるということは医師の指導がなければ「適切な効果を得られない」「副作用によるリスクを抱える」可能性が非常に高いことが伺えるのです。

よって、「医療機関で医師の指導を受け購入する」という適正な購入をしなければ、直ちに危険に曝されると考えて良いでしょう。


市販しないということは、それなりに危険が伴う薬であるということです。「そういう薬」であることを理解し、ピルの購入の際はしっかりと医師に相談する手はずを踏まえましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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