ピルを飲んだのに生理がこない…原因と対処法

ピルを飲んだのに生理がこない…原因と対処法

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
生理不順等の婦人系の悩みを抱える方にとって、ピルはひとつの救いとなります。しかし、ピルを始めたのに生理が戻らない、生理がこないなど、時に問題が発生することも少なからずあるのです。そのため今回は、ピル使用において生理がこない原因とその対処法についてお伝えします。


ピルが生理を調整する仕組み


ピルが生理を調整する仕組み

生理不順を解消する効果を持つピルは、一体どのように人体に作用しそれを成しているのでしょうか?それはまず、ピルが購入時に28錠(内7錠は偽藥)梱包されていることはご存じかと思います。まず偽薬を除く21錠を服用し始めるのですが、ピルを服用中は卵胞ホルモンが体内に満たされるため排卵が起きません。

排卵が起こらないということは、卵子を排出するという過程がなくなるため自然と生理が起きなくなり、自分自身の本来の生理予定日等は一切無視されるのです。そして、その状態が21日継続することになります。

その後7日間の休薬期間を設けるのですが、生理はこの休薬期間中にやってくることになります。休薬期間中でピルの効果が少し薄れ(避妊の効果は続いている)、体内のホルモンは生理を促そうとします。

しかし、その7日間が過ぎれば生理がやってこようが来なかろうが、再度21日分のピルを服用し始めます。これを繰り返すことで、生理が自動的にその休薬期間だけに現れるようになるのです。このように、生理の周期を無理矢理に28日サイクルにするのが、ピルが生理を調整する仕組みとなるのです。


本当は生理が来ていたのかも?


本当は生理が来ていたのかも?

前項のことから、ピルを服用中に生理が来るタイミングは休薬期間の7日間のいずれかということになります。この間で出血があれば生理とみなすのが通常なのですが、ピルは生理症状を軽くする作用があるため、個人差により出血の程度が違うケースが多く、それが生理なのか否かが判別できないことがあるのです。

特に、ピル服用以前の生理が重い方からすれば、僅かな出血など生理と考えられず、むしろその他の不正出血と考えてしまう傾向にあります。普段の生理が軽い方なら僅かな変化にも気付けるのですが、避妊以外でピルを使用される方の大半が「生理痛」等の「生理が重い」方ですので、当たり前だった多量の出血に意識が向き、僅かな出血ではそれが生理だとは気付けないのです。

そうなると、それが生理だったことを見逃してしまう可能性の方が高く、「生理があったが気付いていないだけ」であって本当は生理が来ていたのかもしれません。


生理がこない原因


では、「本当に生理が来ていない」方の場合、一体何が起きているのでしょう?休薬期間で全く出血がない、それらしき兆候もない場合、いくつかの原因が考えられます。そして、その多くはピルを服用されている方が最も避けるべき要素である「妊娠」が原因である場合が少なからずあるのです。ピルを飲んでるのにどうして・・・?この場合、ピルを正しく服用していない又は飲み忘れによる、「卵子のすり抜けによる妊娠」が考えられます。

さらに、サンデーピル等の「生理初日から」始める訳ではないピルについては、どうしても次の生理までは妊娠の可能性があるので、そこで妊娠に至った可能性があります。ピルの飲み方は色々ですが、サンデーピルについては飲み方の中でも最も「妊娠する確率がある期間」が長い飲み方であり、細心の注意を払わなければならないのです。

なお妊娠ではないケースも多いのですが、その場合は単に生理が飛んでしまっただけである場合がほとんどのようです。そもそもピルを服用している時点で、休薬期間にやってくる生理は非常に軽い場合が多く、生理症状がまるで現れないということもあるのです。


生理がこないときの対処法


となると、生理がこない場合は妊娠が考えられるということであり、非常に慌てることだと思います。しかし落ち着いて下さい。まずは医師に相談し、今後の対応について話し合いましょう。多くは生理が飛んでいるだけなので、医師の診察を受けてそれを確定しましょう。それに、そのように活動している内に出血が現れるかもしれません。万が一妊娠していた場合は、できるだけ一人で抱えずに相談できる相手を捜すことが先決となります。

パートナーにもしっかりと相談してください。男性はこの手の覚悟を決めるのが非常に遅く、いつまでも一人で抱えて相談を先送りにすると、突然の現実に直視できずに逃げ出してしまう可能性があります。そのため、医師→パートナー→その他の順で、相談することをお勧めします。


生理がこないときの禁則事項


逆に、生理がこないときに絶対にやってはいけないことがあります。それは、多大な負担を一人で抱えてしまうことです。「妊娠したかもしれない」「これからどうしよう」と延々悩むうちに、本当は妊娠しておらずまもなく生理がくるはずなのに、ストレスの所為で生理がいつまでもこない、又はさらに飛んでしまうケースも少なからずあります。

そして、禁則事項の最たるものとして、自分の判断でピルを多用することです。そもそもからして、生理がこない現状で多用したところで意味はありませんし、それに伴う副作用の方が心配になります。下手をすると、疾患のリスクも跳ね上がってしまい、生理がこないどころの騒ぎではなくなってしまいますので、絶対にやめてください。


ピルを正しく飲んでいますか?


あなたはピルを正しく飲んでいますか?これまで記述したようなことにならないようにするためには、ピルを正しく飲むことが前提となります。ピルを不正に扱うことで、上記のような出来事が発生する可能性を引き上げますし、あなたも余計な不安を抱えてしまいます。そして、その不安はピルの効果を下げ、悪循環に陥る元になるのです。

「毎日」「定時」「1錠」を心掛け、飲み忘れが絶対にないようにして下さい。生理がこないと悩み、結果妊娠している女性の多くは「飲み忘れ」を原因であることがほとんどです。逆に飲み忘れさえなければ、そのような悲劇も起きませんし悩みが起こることもありません。よって、まずは正しくピルを飲むことから始めましょう。


妊娠をしてしまった時点で、あなたは自分の体に「もうひとつの命」を抱えることになります。しかしその新しい命、望んだものですか?誕生を誰にも祝福されないなどあまりに惨たらしいと言えます。そうならないよう、ピルの扱いには細心の注意を払ってください。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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