低用量ピルとは?特徴・効果・注意点まとめ

低用量ピルとは?特徴・効果・注意点まとめ

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ピルはピルでも「低容量」・・・これって何の意味?と疑問に思ったことはありませんか?ピルは全て「ピル」ではなく、いくつかの種類がありその中の「低容量」なのです。今回は、そのピルの基礎中の基礎である、低容量ピルの特徴や効果、注意点等をお伝えします。


「低容量」ピルとは?


「低容量」ピルとは?

低容量ピルとはそのままの意味で、含まれる女性ホルモンが「低容量の」ピルとなるのですが、それだけの説明では何を基準に低容量なのか分かりません。実は、今の主流であるこの低容量ピルが現れる以前に、高容量と中容量のピルが存在しており、それを基準にして「高容量、中容量より容量の少ないピル」として低容量ピルが開発された経緯があるのです。

ではどのくらい低容量なのかと言うと、女性ホルモン量が高容量の場合が50μg以上、中容量の場合が50μg丁度であることから、50μg未満から30μg以上のものを低容量ピルとしています。

ここまで読まれて、ピルをそこまで細分化する必要性について疑問に感じると思います。それは、高容量も中容量も低容量もそれぞれ役割が違い、高容量と中容量については説明を省きますが、低容量ピルの女性ホルモン量50μg~30μgというのは、避妊ができる必要最低限となるのです。

世間の低容量ピルの扱いは様々ですが、もともとは避妊目的のための薬であって、避妊に主眼を置いた成分構成になっていることを理解しておきましょう。


低容量ピルは種類が多い


低容量ピルは種類が多い

皆様が普段服用しているピルは、自分の体に合った一種若しくは二種くらいにとどまっていると思います。きっと、今のピルが自分の体に合っているので他のものに変更することもなく、同じものを使い続ける傾向が強くなるでしょう。となると、「他にどのようなピルがあるか」について知る方は、それほど多くないと思います。

実はピルというのは以外にその種類が多く、薬の効き方が違ったり偽薬の有無、成分が微妙に違う、副作用の感受性が高い低いなどなど、日本では考えられないほどの種類が世界には存在するのです。

日本では未だにイメージの悪い薬として名を馳せており、それにより取扱っている種類が極めて低く種類そのものがないとつい思ってしまいますが、実は世界レベルで見ると「この世で最も服用されている薬」として認識されており、その種類は豊富です。

この世で最も服用されているだけに、各メーカーもこぞってピルの開発に勤しんでおり、ピルに関しては極めて後進である日本ではとてもじゃありませが想像に及びません。


低容量でも効果は抜群!?


先にも記述したように、低容量ピルというのは避妊ができる最低限の女性ホルモン量が含まれています。「最低限」と言ってしまうと少し不安に思う方が居るでしょうが、その効果は抜群であり避妊率にして99%以上を誇っています

厳密に言えば、「限りなく100%に近い99%」と言っても良いでしょう。低容量ピルの「低容量」とは、女性ホルモン量が抑えられているだけであって、低容量だから効果が弱い、効かないという意味合いではないのです。

それに、その他の作用でも抜群の効果を発揮します。

・生理不順や生理痛の緩和

・卵巣がん等の悪性腫瘍の予防

・子宮内膜症の治療、吹き出物の改善

・ホルモンの安定による体調の上向きと、これらの効果による日常生活の向上

・若年層からの服用による将来的な妊娠しやすい体作り


など、おそらく飲むだけでこれだけの効果を得られる薬は、世の中に二つとありません。

よって、政府に無理矢理ピルに対する悪いイメージを植え付けられてしまいましたが、今こそ全面的にイメージを見直し積極的に服用していくべき薬なのだと言えます。


服用の注意点について


イメージを見直し、積極的に服用していくのは良いのですが、当然服用に際しての注意点もあるのでそれだけは注意しなければなりません。主な注意点としては、他の薬にはない特異な服用方法です。24時間ごとに服用するのが基本であり、それさえ守っていれば間違いありませんが、ピルごとにローカルルールが設けられている場合があるので、記載されている注意事項はしっかりと目を通しておきましょう

必ず守らなければならない事項については、医師から直接説明があるのでそれほど怖がる必要はありません。医師を通さないピル購入にあっては、説明書を熟読しておきましょう。ただしその場合は外国語で記載されていますので、翻訳ソフトなどを用いてなんとか読みきるようにしなければなりません。

その他、体調不良を起こした場合はすぐに処方された病院等へ向かう、ピルを服用中はタバコを吸わない、過去に心臓に異常がある若しくは血管に異常があると言われた場合は服用をしない、ストレスでホルモンバランスが乱れるので適度にストレスを解消する手段を持っておく、正規の服用方法以外でピルを余分に服用しないなど、他の薬にはない注意事項も多くありますので、これも併せて注意事項を熟読して理解するようにしてください。

あまりに雑な服用をすると、場合によっては命に関わる可能性が現れます


低容量でも副作用はキツい?


さて、ここまで読まれた方はピルを自分の人生に組み込んでもいいかなと思い始めたはずです。ですがもうひとつだけお伝えしなければならないことがあります。それは「副作用について」です。ピルに副作用は当たり前であり、特に飲み始めて三ヶ月くらいまでは当然のように症状が現れます。

頭痛、嘔吐、嘔気、浮腫、胃のむかむか、イライラ、食欲不振及び増進など、これらは「ほとんど」出てくる症状ですのでそれなりに気を付けなければなりません。ただ、三ヶ月という期間は長いので、症状が出る度に対症療法を行うのがピルを長く続けるコツとなります。

ここまでなら特に問題のない副作用ですが、血栓や乳がんの発症率が高まる副作用もあり、ピルを服用することでリスクが下がる卵巣がん等とは、うって変わって逆にリスクが高くなるので要注意です。これについては、処方をしてくれる病院等であなたのリスクを調べてくれますので、それほど警戒する必要はないでしょう。

そもそも、警戒するほどのリスクである場合はピルの服用自体制限されてしまいます。それに、血栓や乳がんはピルがその発症率を上げてしまうものの、確率としては気にするほどのものではないのであまり神経質にならないことです。


ピルの中でも、低容量ピルは世界で一番多く使用されているピルです。この「ピルの基本」とも言えるピルは、あなたも使用する可能性だってあるのです。そのために、最低限知識を付けておくことは悪いことではありません。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

関連記事:避妊薬ピルについて正しく知ろう(種類、服用方法、飲み忘れなど)

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