オナニーで血が出た時の対処法|最悪の事態を避けるために知っておくべきこと

オナニーで血が出た時の対処法|最悪の事態を避けるために知っておくべきこと

5,306 views

この記事を書いた人
panpan風俗調査隊
あじろ編集チーム
美大卒業後、雑誌とWEBのライターとして7年間活動。現在はpanpanにて風俗実態調査のチームを任されています。もともとセックスに熱心だったことと、M性感が異常に好きなことを認められてリーダーに昇格。とはいえメンバーは私含めて3人しかおらず、ほとんど自分で現地に行って記事を書いています。天職とはまさにこのことw
オナニーしたら、精子に血が混じっていた。こんな光景を目の当たりにしたら、誰でもビックリしてしまいますよね。

「何かの病気だろうか」
「病院に行った方が良いのだろうか」

と不安にもなります。

しかしご安心ください、精子から出血するのは「血精液症」といって、決して珍しい症状ではないのです。

そんなわけで今回は、オナニーで血が出た時の原因と対処法を徹底解説していきたいと思います。

緊急事態の時こそ、冷静に。正しい知識を持って、的確な対処を心がけましょう。




オナニーで精子に血がまじる「血精液症」とは

オナニー 血
「血精液症」とは、精液に血液が混じっている状態のことを指します。具体的な病気の名前ではなく、あくまで症状全体を表す言葉です。

混じる血液の量は、人によって様々。赤い小さな点々が混じる程度の方もいれば、精液がピンク色や真っ赤になるケースも存在します。古い血液の場合は、茶褐色に染まる場合もあります。

射精時に痛みをともなうことは、ほぼありません。発症する年齢も20代~60代までと、幅広い年代に見られます。


自然治癒されることが多いが悪性の場合もあるので必ず病院へ

血精液症の原因が特定できない、つまりどこにも異常がない場合も、実は少なくありません。その場合は「特発性血精液症」と診断され、およそ数週間で自然治癒します。

しかし悪性の病気が原因の出血である可能性も、決してゼロではありません。

例えば前立腺や、精液を作って溜める場所である「精のう」が炎症を起こした場合、精子に血が混じります。これらの炎症は淋病やクラミジアなどの性病によって引き起こされる場合もあるので、血が混じった場合は、セックスは控えましょう。

他にも血精液症の原因としては、以下の病気が考えられます。

・精巣・前立腺などの腫瘍
・前立腺結石
・前立腺ガン
・精巣ガン
・膀胱ガン
・アレルギー

血精液症は身体のSOSサインかもしれません。決して軽く考えず、少しでも精子に血が混じったら、病院を受診しましょう。


「血精液症」の治し方

血精液症の場合、受信するのは基本的に泌尿器科になります。病院にもよりますが、主な診察・治療法は以下の通りです。

・精巣や精巣上体などの触診
・前立腺、精のうを直腸診(肛門から指を入れての診察)
・超音波検査
・尿検査
・血液検査
・CT、MRI検査(場合によっては)

これらの検査をしても特に異常がない場合、経過観察となります。50歳以上の男性は、ガンとの関係性を調べるためにも、必ず血液検査を行いましょう。

なお前立腺・精のうの炎症が認められた場合は、抗生物質などによる治療が行われます。治療期間は、約4〜12週間です。

肉体的苦痛より、精神的な苦痛や不安を強く覚える男性も少なくありません。不安を取り除くためにも、分からないことや心配に思うことがあるなら、担当医師に気軽に話してみましょう。


チンポから血が出るそのほかの病気や症状(傷など)

オナニー 血
続いてはチンポから血が出る、その他の病気や症状などをご紹介します。

皆さん知っての通り、チンポは非常にデリケートな部位。ほんのささいなきっかけで、出血につながる可能性もあります。様々な知識を蓄えて、いざという時にも冷静な判断ができるようにしましょう


陰茎折症

「陰茎折症(いんけいせっしょう)」とは、勃起したチンポに強い圧力がかかることで、変形したり、内出血で腫れあがったりする外傷のことです。尿道が損傷を受けると、出血や排尿困難などの症状が現れる場合もあります。

主な原因は、やはりセックスですね。特にぽっちゃり系女性との騎乗位セックスで、怒りやすいようです。また寝返りを打った時や、朝立ち時にのしかかられた時などに発生するケースも考えられます。

治療するには、手術しかありません。しかし手術したとしても、それまで通りにセックスできる保証はなく、勃起時に痛みが生じることで、EDの原因ともなり得ます。

陰茎折症が起こりやすいのは、20代~30代の元気な男性です。チンポに必要以上に力がかからないよう、普段からお気を付けください。


亀頭包皮炎

「亀頭包皮炎」とは、亀頭や包皮に細菌やカンジダが感染し、炎症を引き起こす病気です。一般的に包茎の男性がなりやすい病気と言われています。

主な症状は、亀頭や包皮の赤み・腫れ、膿など。皮膚に裂け目が入り、傷口から出血するケースも少なくありません。またカンジダが原因の場合、魚が腐ったような嫌な臭いがすることもあります。

原因は細菌とカンジダの2種類ですが、治療法はほぼ同じ。それぞれに適した塗り薬で、徐々に治療していきます。

亀頭包皮炎を防止するには、チンポを常に清潔するのがもっとも有効です。しかし洗いすぎると、逆に傷つきやすくなってしまうのでご注意を。消毒もNGなので、皮膚が裂けて出血したら、すぐに泌尿器科か皮膚科を受診しましょう。


陰のう被角血管腫

「陰のう被角血管腫」は、陰のう、つまり金玉袋にできる小さなブツブツです。気付いていないだけで、発生している方も多いのではないでしょうか。

原因は、主に老化。年を重ねたことによる、皮膚や毛細血管の変化で生じます。見た目はグロテスクですが、性病ではないのでご安心を。

しかし何かの拍子でつぶれて出血するケースも、少なくありません。気付いたらパンツに点々と血液が、なんて場合もあるので、注意が必要です。

出血自体は自然に止まるので、特別な処置は必要ありません。しかし見た目が悪い上、たびたび起こる現象なので、1度気付いてしまうとうんざりしてしまいます。手術による除去も可能ですが、行うかどうかは、よく考えてから決めしょう。


陰茎ガン

「陰茎ガン」とは、その名の通り、チンポに発生するガンです。比較的まれな病気で、発症率は10万人に0.5~1人程度と言われています。

陰茎ガンの症状のひとつとして、出血があげられます。チンポにできたおできが細菌に感染することで、痛みや出血が生じるのです。陰茎ガン自体には、痛みや出血などの初期症状がないため、細菌感染によって発症に気付くケースもあります。

また陰茎ガンは、「尖圭コンジローマ」に似ています。尖圭コンジローマとは、性器の周りや肛門にイボのようなモノができる性感染症。発生場所や症状も似ているので、間違われやすいようです。

陰茎ガンの患者は、60代~80代に多いと言われています。しかし比較的若い年齢の男性が発症する可能性も、ゼロではありません。チンポに奇妙なおできができた時は、すぐに病院を訪れましょう。


オナホによる損傷

過度なオナホ使用による出血も、実は珍しくありません。実際に筆者も体験しました。

ハード系オナホを使っていたところ、やがて中のローションが枯渇。しかしつぎ足すのが面倒でそのまま上下動を続けていたら、知らぬ間に亀頭が擦れており、血がにじむように出ていました。

ネットで調べたところ、同じような体験をした方は多いようです。


ローション足りなくて
擦り剥けることたまにあるわ
シコシコ中は興奮してて
痛いの気付かない

「くだらない」と思うかもしれませんが、同様のことは、手コキやコンドームを使用したセックスなどでも起こり得ます。擦り傷はシャワーにしみますし、傷口からの細菌感染のリスクもあり、意外と深刻な事態です。

チンポは非常にデリケートな部位。ローションを使うなど、傷口を作らないようにしましょう。


チンポから血が出たら泌尿器科へ!消毒などは絶対NG

チンポから血が出たら、迷わず泌尿器科に駆け込みましょう。重大な病気のサインである可能性も考えられます。軽症なら、それが分かっただけでも精神的な負担は減ります。

また病院へ行くまでは、うかつにチンポに触らないように。血をふき取る程度ならまだしも、アルコールでの消毒は絶対にNGです。ひどい熱さと痛みに襲われ、出血どころではなくなります。そもそも出血の原因は大半が内部のため、消毒は無意味です。

オナニーで血が出るのは、決して珍しいことではありません。慌てず、騒がず、まずはひとつ深呼吸して、冷静に対処しましょう。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

◯関連記事
オナニーのやりすぎは危険?シコリすぎのリスクやデメリットを徹底解説
オナニーするとリラックスできるのはなぜ?ホルモン分泌で非モテでも幸せになれる仕組みとは


\ この記事をシェアする /

関連キーワード


TOPに戻る