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重金属、溶剤、添加物、あるいは母なる自然から生じる毒素など、神経毒に環境中でさらされると、神経発生の比率が大幅に低くなり、既存の脳細胞が死んでゆく。
「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになりました」
1回だけセックスしたラットは、ストレスホルモンのコルチゾール値が上昇し、海馬の新しいニューロンも増えた。その一方で、14日連続でセックスしたラットは、コルチゾールの増大は初日だけだったにもかかわらず、神経発生率の改善はつづけて見られたのだった。
実験では、マウスの脳を切り取った切片に電極を刺し、シータ波と同じような刺激を人工的に与えた。すると、海馬にある前駆細胞が興奮し、この興奮が引き金になって前駆細胞が脳神経細胞に育つことがわかった。
「脳の神経細胞の数は、生まれたときが一番多く、年齢とともに減少しますが、使われていない未熟な脳細胞は、新しい刺激によって発達します。そして、ネットワークが強化されることにより、脳はさらに成長できるのです」
引用:ヘルスUP健康づくり
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