アナルセックスでなる可能性のある病気6つ!原因や対処法を知っておこう

アナルセックスでなる可能性のある病気6つ!原因や対処法を知っておこう

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MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
今やメジャーなプレイとして、一般にも受け入れられ始めているアナルセックス。しかしアナルセックスをする際、「病気にならないの?」と不安になりますよね。

結論として、AVのような激しいプレイや生でアナルセックスをする場合に病気リスクが高くなります。できるかぎりの対策ができれば、病気にかかるリスクを減らせるでしょう。

本記事では、アナルセックスにより生じる病気の名前、原因、対処法について紹介します。

感染リスクを0%にすることはできませんが、対策をすればより安全にアナルセックスができますよ。注意点、対策もまとめたので、最後までご覧ください。





アナルでのセックスはリスクが高い!病気にならないように注意しよう

アナルセックス 病気
アナルはもともと挿入するために作られた器官ではないので、膣よりも病気に感染するリスクは高い傾向にあります。

膣は細菌や雑菌が繁殖したり侵入したりしないよう弱酸性に保つ機能がありますが、アナルは排せつ機能のみ。つまり腸内細菌や大便で不衛生な状態なので、いくら浣腸をしてキレイにしても感染症になるリスクは高いです。

もちろん必ず感染症など病気になるわけではありませんが、対策をするに越したことはありません。膣との違い、どのようなリスクが考えられるのかなど、詳しく見ていきましょう。


アナルセックスは通常のセックスとは違うリスクがある

アナルセックス 病気
アナルと膣の大きな違いは、水素イオンの濃度(pH)と丈夫さの2点です。

膣は雑菌や細菌の侵入を防ぐために通常は弱酸性に保たれており、ある程度殺菌ができます。しかしアナルはそもそも外界から雑菌や細菌が侵入する場所ではないため、殺菌効果は期待できません。

また膣はそもそも挿入できるよう作られているため、ある程度は丈夫です。擦ると愛液が分泌されるので、膣内の壁は傷つきにくい構造といえます。

しかしアナルは、濡れませんし繊細で傷がつきやすいです。傷がつけばそこから感染症の原因となるウイルスや菌が体内に侵入するため、感染症発症のリスクが高いといえるでしょう。

もちろん挿入する側も、尿道炎などになるリスクが高いです。膣よりも狭い器官なので皮が引っ張られ、尿道も開きやすくなると考えられます。


アナルを触った指や陰茎により感染症になる可能性もある

アナルはもともと大便を排せつする器官なので、挿入したものに大便が付着している可能性があります。指や陰茎に大便が付着したままだと、大便を口から摂取したり大便を膣に入れたりと不衛生です。

口腔粘膜や胃など消化器官への細菌感染、回虫等などの寄生などのリスクが高くなるといえます。

ちなみに大便は、約80%が水分で、後の約20%は食べかす、腸内細菌、超粘膜がはがれた物体が1/3ずつです。マニアックな世界では食糞マニアもいますが、食べずに生涯を終えるに越したことはありません。

またアナルの菌や大便が付着した状態で膣に挿入すると、細菌性膣炎になる可能性もあります。


アナルセックスをするとなる可能性のある病気6つ

アナルセックスによって引き起こされる可能性がある病気を、ここからは紹介していきます。病気というと性感染症等をイメージしますが、流血などのケガも病気のひとつ。

感染症、ケガ、炎症、痔や脱肛、筋肉傷害などあらゆる病気の原因と対策をまとめました。


HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

アナルセックス 病気
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は免疫機能の役割を担う、Tリンパ球やマクロファージにウイルスが感染する病気です。HIV感染により免疫機能に不調をきたし様々な病気にかかるようになった状態を、AIDS(エイズ)と呼びます。

HIVに感染するリスクとしては、1回につき挿入される側が0.5%、挿入側が0.067%です。


アナルセックスにおける主な原因
HIVに感染すると、血液、精液、母乳、膣分泌液に多くウイルスが含まれると言われています。ちなみに、唾液や涙などの体液にはウイルス量が少なく感染するだけの量は基本的に含まれません。

アナルセックスにおける原因としては、血液による感染が主であると考えられます。なぜなら挿入時にアナルに小さな傷が付くためです。

治療法
抗HIV薬によりウイルスの増殖を抑え、AIDS(エイズ)の発症を抑制します。HIVが薬に対して耐性を獲得しないよう、生涯にわたり飲み続ける必要があります。

対処法
コンドームを着用すると、HIVウイルスの感染リスクを下げられます。お互いに、定期的にHIV検査を受けましょう。


性感染症

アナルセックス 病気
性感染症とは、性行為によっても感染する可能性のある感染症です。先ほど紹介したHIV、AIDSも性感染症の一種といえます。主な性感染症を以下にまとめました。

・梅毒
・トリコモナス症
・性器カンジダ症
・性器クラミジア感染症
・淋菌感染症
・性器ヘルペスウイルス感染症
・ 肛門尖圭コンジローマ
・A型肝炎、B型肝炎
・その他

またアナルやアナルを触った指を舐めると、アメーバ赤痢になる可能性もあります。

アナルセックスにおける主な原因
アナルセックスは傷ができやすく、その傷から性感染症の病原体となるウイルスや菌が侵入します。またアナルを舐めたり、アナルを触った指や陰茎を舐めるとで感染するケースも考えられますよ。

アナルセックスで 肛門尖圭コンジローマになった場合、アナル内部にびっちり突起ができるケースもあります。

治療法
ほとんどの性感染症は、薬による治療が主流です。注射、点滴などによる治療もあります。基本的には入院になるケースはありません。

性感染症は自然治癒するケースはまずないので、病院に足を運ぶのが重要です。

対処法
コンドームを着用すると、アナルセックスでの感染リスクを下げられます。性感染症のチェックも行いましょう。


感染性胃腸炎

アナルを触った手指を舐めたりアナルを直接舐めたりすると、ノロウイルスやロタウイルスに感染するリスクが高まります。

ノロウイルスの流行時期は11月〜1月、ロタウイルスの流行時期は2〜4月付近です。感染すると嘔吐、吐き気、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。潜伏期間はノロウイルスが10〜数日ほど、ロタウイルスはその倍程度です。

アナルセックスにおける主な原因
アナル舐めによる感染が多いです。感染力が強いため、ウイルスが付着した大便やアナルを舐めると高確率で発症するでしょう。

治療法
薬などの即効性のある治療方法はありません。下痢、嘔吐による脱水症状を防ぐために、意図的に水を摂取する行為が重要です。状態によっては、病院で点滴をしてもらう必要があります。

対処法
ウイルスのある便は発酵臭がするため、匂いを嗅いだらほぼ一発で分かると言われています。

いつもと違う匂いがしたら舐めない、ノロウイルスやロタウイルスの感染時期は舐めないことが重要です。また相手に発熱などの症状が見られる場合は、当たり前ですがプレイを中断しましょう。


炎症

直腸炎、肛門周辺の炎症、腟炎、外陰炎、膀胱炎、尿道炎など、炎症を起こす可能性があります。排尿・排泄時に強い痛みを感じたりウミがでたりする、女性の場合は織物の量が増えるなどの症状が出るでしょう。

希に体内に侵入した淋菌が原因で、関節炎になるケースもあります。

アナルセックスにおける主な原因
淋菌やクラミジアなどの性感染症が原因で、炎症を起こしている可能性があります。なお炎症を起こしている状態だと、免疫機能が通常通り機能しません。HIVへの感染率が高まるといわれています。

また充分に慣らしていないと、傷などが原因で炎症を起こすケースもあるでしょう。

治療法
クラミジアなどの性感染症が原因の場合は、性感染症を治すための投薬処置が主流です。肛囲皮膚炎などの場合は、局部を清潔に保ち軟膏を塗ることで症状を抑えます。

膣炎など内部に炎症が起きている場合は、膣錠を入れるなどの処置が行われるでしょう。

対処法
無理な拡張はしないよう注意が必要です。傷がつけば炎症が起こりやすくなり、HIVの感染率も高まります。炎症が起きたら、すぐに医療機関を受診してください。


痔(いぼ痔、きれ痔、痔ろう)

アナルセックス 病気
痔の種類はいぼ痔、きれ痔、痔ろうの3種類です。いぼ痔はいぼのような腫れがある痔、きれ痔は切り傷によりできる痔、痔ろうは肛門にウミができる痔。

アナル内部にできたいぼ痔は痛みを感じにくいので、注意深くチェックする必要があります。

アナルセックスにおける主な原因
アナルセックスをする際に無理矢理挿入してアナルが切れたり、うっ血したりすると痔になります。痔ができれば、先ほど紹介した性感染症などに感染しやすくなるでしょう。

ちなみに脱肛も痔の一種です。放置すると、本来アナル内部におさまっているはずの腸が飛び出す可能性もあります。

治療法
早期発見ができれば、市販薬やセルフケアで治療できます。市販薬を使用したり、アナルを酷使したりしないように安静にしましょう。

しかし症状が進めば、手術が必要になるケースもあります。

対処法
挿入する際はアナルが切れないよう、充分に慣らしてローションをたっぷり使いましょう。


肛門周辺の筋肉・靭帯・腱の断裂

肛門周辺の筋肉、靱帯、腱が断裂する可能性もあります。ひどい断裂の場合は、人工肛門になるリスクも出てきますよ。

肛門括約筋が弱い人の場合、特に損傷しやすくなります。

アナルセックスにおける主な原因
痛みを感じているにも関わらず無理矢理太いアダルトグッズを挿入するなど、配慮に欠けたセックスが原因です。嫌がっている相手を抑えつけて許容範囲以上の太さのものを挿入するのは、そもそも犯罪になる可能性が高いのでやめましょう。

挿入後に激しく動かす行為も、断裂に繋がります。

治療法
速やかに病院を受診してください。痛み、多量出血等の症状が見られる場合はすぐに医療機関を受診し指示を仰ぎましょう。ひどい場合は手術になります。

対処法
アナルセックスの基本的な手順を踏んでいれば、肛門付近の筋肉がひどく裂けるケースはまずありません。痛みを感じていたらすぐ辞める、無理矢理挿入しないなど、基本的な配慮を心がけましょう。


アナルセックスで病気にならないための注意点

アナルセックス 病気
アナルセックスで病気にならないためには、そもそもアナルセックスをしないことが1番です。しかし今やメジャーになってきたアナルセックスプレイ。なるべく対策をして、なるべく安全に挑戦したいと思う人は多いでしょう。

そこで最後は、アナルセックスによる病気リスクを下げるポイントをまとめました。

すべて頭に入れておくと、アナルセックスによる病気のリスクを下げられるでしょう。


コンドームを着用しローションを使う

アナルセックスによる病気のリスクを抑えるために、まずはコンドームの着用とローションの使用を心がけましょう。この2つは、アナルセックスの基本です。

コンドームを着用すると、アナルに傷が付いたとしても感染はしにくくなります。ちんことアナルの間にゴムが入ると、ウイルス感染の予防効果が期待できますよ。

またローションを使用すると、アナルになるべく傷が付かないようにできます。挿入される側のアナルを保護するといった観点でも、ローションは使いましょう。


無理な拡張・開発は控える

無理な拡張を行えば、アナルが傷つきます。痛みを感じた場合は即座にアナルプレイを中止して、傷の状態を確認しましょう。深い傷でなくても、プレイを続けると傷が大きくなったり流血したりする可能性があります。

無理な拡張・開発は控えて、痛みを感じない範囲でアナルセックスを楽しみましょう。


麻酔効果に近いローションやゼリーの使用を控える

医療現場では局所麻酔として使われるキシロカインを使った、市販のゼリー等もあります。市販の場合は麻酔のような効果は期待できませんが、鎮痒効果は期待できますよ。

完全に痛みが消えるわけではありませんが、いつもよりも鈍感になる可能性が考えられます。

病気にかかるリスクを下げるために、アナルセックスは痛みを感じたらすぐに中止すべきです。そのためこのようなローションやゼリーは使わず、いつもの感覚で取り組むようにしてください。


長時間に及ぶ拡張など不衛生な環境を作らない

不衛生な状態は病気のリスクを高めるため、長時間に及ぶ拡張などはやめましょう。最初は清潔な状態でも、時間が経過するにつれてウイルスや菌は増殖します。

拡張するためにアナルプラグを装着したままにすると、ローションにより雑菌が下着や膣等に付着する可能性も。菌やカビは栄養さえあれば増殖するので、長時間行為に及ぶ場合は定期的に清潔にするなど配慮が必要です。


アルコールを過剰に摂取したうえでアナルセックスを行わない

過剰なアルコールは判断力や感度を鈍らせるほか、とある研究では出血傾向になるといった作用も報告されています。血が止まりにくくなるといった報告もあるため、病気のリスクを下げるためにも摂取は控えたほうが良いでしょう。

「痛みを感じたらやめる」といった正常な判断ができなければ、後悔する可能性が高まります。アルコールは飲まず、シラフの状態で行ってください。


アナルセックス後はアナルのケアと衛生管理を徹底する

アナルを触った指を洗わないまま放置すると、菌がウイルスが増殖し感染症等になる可能性があります。またアナルプレイの後お風呂に入らないままだと、アナルに使用したローションが膣に垂れて膣炎になる可能性も0ではありません。

アナルセックス後は、きちんとお風呂に入り、手や身体を洗いましょう。手はアルコール消毒しておくと、さらに安心できます。

アナルを保湿したり、市販の消炎剤を塗布したりするのもおすすめです。薬を使用する際は、購入した薬の使用方法をよくご確認ください。


定期的に性病検査を受ける

そもそも性行為により感染する病原体の有無が分かっていれば、感染リスクを下げられます。検査できる範囲は限られていますが、検査するにこしたことはありません。

特にHIVに関しては、一度感染すれば完治はまず無理です。HIVにどちらかが感染している場合は、アナルセックスを控えた方が良いでしょう。お互いに性病検査を受けておき、性病に感染している間はセックスを控えて病気のリスクを下げましょう。


アナルセックスによる病気リスクは高い!対策はキッチリとしよう

アナルセックスにおける病気リスクについて、膣でのセックスとの違いをふまえて詳しく紹介しました。本記事で紹介した内容を、簡単に振り返りましょう。

【この記事のポイント】
アナルセックスによって生じる病気の種類
・無理矢理な挿入によるキズや裂傷
・体内へのウイルスの侵入による感染症
・傷や感染症によって生じる炎症

アナルセックスは基本的な配慮が重要
・コンドームを着用する
・たっぷりとローションを使用する
・どちらかに痛みを感じたら即座に中断する

アナルセックスによる病気のリスクを下げる方法
・アルコールや鎮静効果のある薬は使用しない
・不衛生な状態をなるべく生じさせない
・アナルセックス後のケアや衛生管理をきちんと行う


アナルセックスにおける病気の可能性は、さまざまあります。しかし基本的な手順を踏んでいれば、ある程度リスクは抑えられます。特に裂傷や痔など、アナルがひどく傷ついて生じるキズなどの病気リスクは格段に下げられるでしょう。

定期的に性感染症の検査をして、安全に配慮してアナルセックスをしてくださいね。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。


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