2009年に米医学誌「New England Journal of Medicine」(2009; 360: 692-698)で、世界で最初のエイズ治癒例が報告された。現在も“唯一のエイズ完治者”とされる米国人のTimothy Ray Brownさんが7月24日、第19回国際エイズ学会(7月22?27日、米ワシントン)で記者会見を開き、エイズの治療薬開発に向けた基金を設立することを発表した。英米の複数のメディアが報じている。
引用:mamari
上記の記事のとおり、Timothy Ray Brownさん(以下Brownさん)が、造血幹細胞移植によりHIVが完治したという報告がありました。なおBrownさんは、もともと抗HIV剤によりHIV感染者の通常の治療を行っていたそうですが、急性骨髄性白血病を併発してしまったそうです。しかし、同病気の治療に伴い抗HIV剤の服用も中止したにも関わらず、造血幹細胞移植によりHIV感染も完治してしまったのです。なお、同時に白血病まで治るという結果となったそうです。