HIV検査結果の陽性率と「偽陽性」について

HIV検査結果の陽性率と「偽陽性」について

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HIV感染の可能性を危惧し、これから検査を受けようと思われている方も多いと思います。ですがその結果が陽性となり、膝から崩れ落ち……いえ、ちょっと待って下さい。もしかするとそれは「偽陽性」かもしれません。今回は、決してHIV感染が確定した訳ではない、HIVの「偽陽性」についてお伝えします。


HIVの陽性率について


HIVの陽性率について

毎年保健所では、100,000~150,000人規模でHIV検査が実施されており、内300~500人程度が陽性であるとの統計が出ています。上記の数値から、検査者がHIV感染者である確率はおおよそ0.3%前後であることが伺え、この確率も毎年安定している状態で、横ばいとなっています。ただし、この確率は保健所の統計から割り出しているもので、決して感染確率を明示している訳ではありません。


HIVの偽陽性とは?


HIVの偽陽性とは?

一言で説明するなら、「HIV感染が認められない陽性」となります。実際にはHIV感染しておらず、陰性であるにも関わらず陽性反応が出てしまうのです。なお、初回の検査で陽性反応が出た場合、後日に確定検査というHIV感染が確実なのか否かを判断する検査が行われますが、当然そこでは陰性となるでしょう。これに関しては、後述の「何故このようなことが起こるのか」の項目にて、詳細を説明します。


HIVの偽陽性が出る確率について


では、その偽陽性はどの程度の確率で現れるかという部分なのですが、数値として算出すると通常検査で0.3%、即日検査で1%となっています。通常検査の場合は1,000人に3人程度であり、余程運が悪くないと偽陽性は出ませんが、即日検査にあっては100人に1人という高確率であり、陰性を強く願う検査者にはあまりに過酷と言えるでしょう。現実問題、実際は陰性であっても確定検査を終えるまでは生きた心地がしません。


何故このようなことが起こるのか


保健所における検査というのは現在スクリーニング検査という方法が用いられています。そしてその検査、疑わしきものはの如く「もしかしてこれはHIVなのでは?」と確証がないにも関わらず、怪しいと考えられる抗体を全て拾い上げてしまう方法なのです。それにより、実際はHIV抗体がないのに「HIVに感染している!」と判断を下します。即日検査については、検査方法の過程でどうしても偽陽性が現れやすくなっているようです。


HIV陽性反応が陽性確定である確率


陽性反応が出た検査者にとって、ここが最も気になる部分だと思います。前項でも記述しましたが、約100,000~150,000人の検査者の内、300~500人がHIV感染者である訳ですから、おおよそ300人に一人という割合になり、確率としては約0.3%となります。したがって通常検査と即日検査で、偽陽性が出る確率がそれぞれ0.3%と1%であるため、計算上は陽性反応が出た際の実際にHIV感染している確率は、それぞれ50%(通常検査)と約25%(即日検査)となります。

よって、陽性が出たからと直ちに絶望する必要はないのです。万が一感染したとしても、現代の医療技術により普通に生涯エイズを発症させずに過ごせます。


思わぬ陽性に、びっくりどころの騒ぎではないでしょう。しかし、まだ陰性であるチャンスは残されており、確率的には偽陽性(陰性)であることを期待しても良いのです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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