性器ヘルペスとは？原因・症状・対処法をまとめてみた

性器に水ぶくれができて痒くなったりする性器ヘルペスという病気を一度は聞いたことがあるかと思います。そんな性器ヘルペス、実はウイルスを殺す薬がないため完治させらない病気だって知ってましたか？そこで今回は性器ヘルペスとは？原因・症状・対処法をまとめてみたので是非読んでみてください。

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスとはなんなのかを詳しく言える！という方はいますでしょうか？そんな人なら十分この病気の怖さをご存知でしょうが、そうでない方にはイマイチわかりづらいでしょう。まずこの病気は感染してしまうと治すことのできない皮膚病です。何故治せないかというと、体内に入ったウイルスを殺せる薬が開発されていないのです。そのため一度感染したら発症を抑え、再発しないよう気をつけながら自分が死ぬ日かウイルスを殺す薬が開発される日のどちらかまで付き合っていかなくてはならないのです。

また感染力がやたら強いため、他人にまで迷惑をかけることにもなります。男性の場合は自覚症状が薄いこともあり、知らず知らずのうちにパートナーに伝染してしまい苦しめてしまうこともあるのです。つまり治せない、知らないうちに感染させるかもしれないという病気が性器ヘルペスという性病なのです。

性器ヘルペスの原因

そんな性器ヘルペスとは何が原因なのかというと、単純ヘルペスウイルス２型というウイルスに感染してしまうことが原因です。そしてこのウイルスは主に性的な接触をすることで感染するため性感染症の一つとされています。またこの単純ヘルペスウイルス、２型とある通り、１型と２型に分かれています。

発症する部位で型を分けているだけでウイルス自体に差があるわけではないのですが、１型の方は口唇部、つまり口内や唇に感染するヘルペスウイルスで口唇ヘルペス、２型は性器周辺部に感染する性器ヘルペスとなっています。なので例えば彼女が性器ヘルペスにはかかっていなかったとしても、口唇ヘルペスにかかっていてオーラルセックスをした場合には男性の性器に感染し性器ヘルペスを発症する可能性があるのです。

性器ヘルペスの症状：男性の場合

性器ヘルペスは男性の場合自覚症状が薄いこともあるとお伝えした通り、男女で症状に差があります。まず男性の場合は男性器の先端、包皮、陰茎部、おしりあたりによく症状が見られます。その症状はというと人によって個人差はあるのですが、ひりひり感やムズムズ感、かゆみ、燃えるような感覚、痛みを感じるなどがあります。また赤いぶつぶつができはじめ、それが水ぶくれになり、やがてやぶれて潰瘍となります。

また時に激しい痛みを伴うことがあり、これも人によりますが３８度以上の熱を出すこともあります。だいたい感染してから潜伏期間があり、４～１０日は症状がでません。その後、これらの症状が発生するため、４～１０日前で感染するようなことがなかったかを考えるといいでしょう。

性器ヘルペスの症状：女性の場合

男性に比べて性器ヘルペスは女性の方が症状は重くなりやすい傾向にあります。まず症状が見られる患部は外陰、膣の入り口あたり、おしりが主です。中には膀胱や子宮頸部にまで症状が出てしまうこともあるのです。また脚の付け根にあるリンパ節が腫れることもよく見られます。症状についても女性の方が重く、患部のひりひり感やかゆみ、燃えるような感覚、痛み、赤いぶつぶつ、水ぶくれまで男性と同様に症状に出た上で、女性のみ排尿時に痛みを感じるのです。

場合によっては排尿ができなくなるほどの痛みを感じる場合もあるほどです。また男性同様高熱を出すこともあるなど、全体的に症状は女性の方が重く現れるため、男性が気づいておらず女性が気づくというケースも多いようです。

性器ヘルペスの感染経路：セックス

性器ヘルペスが性感染症の一つである通り、主な感染経路はやはり性行為です。セックスとなると当然肌は密着しますし、相手の粘液にだって触れますよね。挿入すれば性器が粘液に触れるというのは当然のことです。その時に貴方の性器に目に見えないレベルの小さなキズがあったりすればほぼ間違いなくウイルス感染するでしょう。

例え傷がなくとも粘液が粘膜に触れれば感染してしまいます。そうやってヘルペスウイルスは感染していくのです。でもそれなら腫れてたり痒がってたらしなければいいだけでは？と思うかもしれませんが、ヘルペスウイルスは症状が出ている時と出ていない時があります。見た目にも違和感なく自覚症状もないという時期に、油断してセックスを行うことで知らない間に性器ヘルペスに感染していたりするので厄介なのです。

性器ヘルペスの感染経路２：オーラルセックス

またセックス同様、オーラルセックスでも性器ヘルペスにかかる可能性は十分あります。上でご紹介しましたがヘルペスウイルスには１型と２型があります。その１型である口唇ヘルペスは性器に触れ感染することで性器ヘルペスを発症することがあるのです。また自覚症状のない時期にフェラチオやクンニをすることで性器から口に感染することもあったり、おしり周辺にできたヘルペスにアナルセックスをすることで感染するパターンもあったりします。とにかく感染経路の主な理由はヘルペスウイルスを含んだ粘液や唾液に粘膜や目に見えないレベルの傷口が触れて感染するということが多くなってくるのです。

性器ヘルペスの感染経路３：タオルやお風呂、トイレ

また性感染症として有名ですが、それ以外の理由でも感染することがあります。ただヘルペスウイル自体は人間の身体以外の環境にものすごく弱いウイルスなので、性行為以外で感染することは稀です。しかし、ありえないわけではないのでご紹介致します。

まず多いのがタオルの共有です。ヘルペスウイルスに感染した人が身体を拭いたタオルを使うことでタオルに付着したウイルスを自身にくっつけてしまい感染することがあります。またお風呂で使うイスや便座などにヘルペスウイルスを持った人が使うことでウイルスが残り、知らずに使った人のおしりへと感染して発症する、というパターンもありえます。

タオル以外の理由はどれもおしりからおしりにのケースが多いので、おしり周辺に症状が現れた場合はこの原因を疑ってみてもいいかもしれません。

性器ヘルペスの対処法：服薬治療

最初にお伝えした通り、このヘルペスウイルスは一度感染してしまうと、現在開発されている薬では完治させることができません。さらに自然治癒もしません。むしろほうっておくと感染を広げる恐れもあります。そのため、症状を感じたらすぐに病院で検査を受けましょう。もしかしたら別の病気の可能性やフォアダイスなどなんてことない症状の可能性もありますしね。

受診を受けて性器ヘルペスだと診断されたなら、痛みに対しては鎮痛薬を、ウイルスに対しては他の細胞への感染を防ぐために抗ウイルス薬を、そしてだいたいの場合患部へ塗り薬を処方してくれるはずです。もし何度も再発を繰り返すようであれば、一年間毎日決められた量の薬を服用していく場合もあります。

このように性器ヘルペスに感染してできる対処法は早く受診することで薬を貰い症状を抑えこんで、再発しないように注意することになります。

性器ヘルペスの感染予防

一度感染してしまえば厄介な性器ヘルペス。できることなら関わりを持たずに生きていきたいですよね。そのためにもしっかりとした予防が大事です。その予防方法として一番効果があるのがなんといってもコンドームの着用です。要は粘膜が触れなければ感染は防げるのですから、きちんとコンドームをつけてセックスすることでヘルペス感染する一番の原因を防ぐことができるのです。

またフェラをするときでもコンドームをつけておけば感染を防ぐことが可能です。クンニに関しては直接触れないのが難しいのでそもそもしないか、絶対にヘルペスウイルスを持っていないと信用できる相手のみに行うようにしましょう。

またあまり気にしなくてもいいレベルではありますが、トイレやお風呂の椅子からも感染するため、公衆トイレなら最近は除菌ジェルなどが備え付けられてるところもあるのでそういったトイレを利用する、銭湯なら座る前にお湯を流すなどすれば十分予防になります。またタオルの使用は家族であっても自分専用を作ることが大事です！


いかがでしたか？性器ヘルペスとは？原因・症状・対処法をまとめてみたでした。性器ヘルペスは治すことのできない恐ろしい性病です。しかし絶対に予防はできるので、しっかりと予防をして楽しいセックスをしましょうね！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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