セックスが原因でかかる病気9つ|発症事例・予防策・対処法を解説

セックスが原因でかかる病気9つ|発症事例・予防策・対処法を解説

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。

⑤性器ヘルペス感染症


「性器ヘルペス感染症」とは、単純ヘルペスウイルスによって感染する病気です。主にはセックスやフェラチオを含む性的な行為によってうつるものですが、感染能力が極めて高いため、直接接触に限らず間接的な接触でも感染が成立する場合もあります。

・単純ヘルペスウイルスに感染しても80~90%の人はすぐには症状が現れません。感染してから数年~数十年後に症状が出る場合(再発)もある。中にはウイルスに感染後数日で症状が出る人もいる。この場合は再発時と比べて痛みや水疱、腫瘍などの症状が重く、治癒までの期間も2~3週間と長めである。
引用:性病科 山の手クリニック


上記のようにヘルペスウイルスに感染した場合でも8割~9割の方はすぐには症状が現れず、すぐに症状が現れる人の方が、症状が重い傾向があるようです。

女性がかかる性感染症の中では、最初にご紹介したクラミジア感染症に次いで、感染者が多い病気です。男性の場合には淋病と、クラミジア感染症に次いで感染者が多いとされています。数ある性感染症の中でも、とても重視されています。

・成人では80~90%が不顕性感染といわれており、成人女性の70%が30才までにヘルペスウイルス抗体を保有している。
引用:性病科 山の手クリニック


30歳以上の成人女性の7割ほどが抗体を持っているようですが、残りの3割の方はかかりやすいということですので気をつけましょう。


発症事例


性器ヘルペス感染症の発症事例となっています。似た症状をお持ちの方は病院で検査してみたほうが良いでしょう。

仕事を終えて帰宅した夜。

何となく性器がムズムズとして、痒いような今まで感じたことがない違和感がありました。

恐る恐る鏡で性器を見ると、クリトリスや外陰部に米粒くらいの白いブツブツが沢山できていました。

なんじゃこれ…‼︎

初めて見たので気持ち悪いし怖くなり、

ネットで調べたら性器ヘルペスの症状に丸々当てはまりました。

彼氏に一緒にお風呂に入ろうと言われましたが、感染るかも知れないので、理由を話して断わりました。
引用:100%玉井キノンから抽出しました。


かゆみと、多量の白い米粒大のブツブツが出るようです。突然こんなものが自分の性器にできていたらと思うと恐ろしいですね。


詳しい原因


性器ヘルペス感染症は、主にヘルペスウイルスに感染しているパートナーとのセックスによって起こります。パートナーの性器に明らかな症状が出ていない場合でも、性器の粘膜や分泌液の中にウイルスが存在する場合には感染することがあります。疲労時などでは、他の病気と併発して発症することもあるようですね。

症状がある場合には、感染部位に痒みがあり、数日後に細かい水疱発生し、ズキズキとした痛みが起こるようです。痛みは10日程続き、激痛となることもあります。

また相手の唾液中にヘルペスウイルスが排出されている場合には、フェラチオなどによっても感染する可能性があるようです。また感染能力がとても高いため、手指からの感染や、タオルや浴室内の物品、便座や食器などを介しての感染もあります。しかし、このようなタオルや食器などに付着したヘルペスウイルスには、感染能力の持続性はなく、洗浄後には感染能力を失うそうです。

また抗ヘルペスウイルス剤を服用していたとしても、性器ヘルペス感染症は一度感染してしまうと神経節まで潜伏してしまうため、時には再活性化し、長期間再発する可能性が高いとされています。


予防策


性器ヘルペスの予防は、ヘルペスウイルスを排出しているパートナーとの性的接触を避けることが最も大切です。しかし性器や口内にはっきりした症状がない場合、無自覚でウイルスを排出している場合も多いため、なかなか予防が困難であるとされています。

パートナーがヘルペスウイルスを保有していないことが確実な場合を除いて、コンドームによる予防が必須です。しかし再発の場合には、肛門や頸部、太腿などにも起こる可能性があるためコンドームさえ使用していれば完全に防止できる、というわけではないようです。

また、感染部位に触れたもの全てが感染源となるため、性器ヘルペス感染症の症状があるパートナーとのタオルの共有や、共同での入浴、食器の共用はなるべく避けたほうが良いでしょう。


対処法


性器ヘルペス感染症の治療は、病院でできるだけ早期に十分量の抗ウイルス薬を投与することで行います。感染後、症状が重い場合には「バラシクロビル」という処方薬を約7日間内服するのが主流なようです。




抗ウイルス薬はヘルペスウイルス自体を死滅させるのではなく、増殖を抑制し、症状の持続期間を短縮させることが目的です。そのために早期の診断と、抗ウイルス薬の早期の使用が大切とされています。また点滴静注薬もあり、症状に応じて使い分けるようです。

再発の可能性が高い性器ヘルペス感染症は、年6回以上再発を繰り返す方や、感染者が精神的に大きなダメージを受けている場合に、抗ウイルス薬の長期内服による抑制療法をとる場合もあります。

低用量による長期ウイルス剤内服で再発の頻度及び無症候性ウイルス排泄(相手へ知らずにウイルスを排泄してしまう)を減少させることが臨床上確認されております。ある報告では症状の再発を70%以上低下させ、無症候性ウイルス排泄も6割減少させるという報告もあります。
引用:性病科 山の手クリニック


低用量による長期の薬の内服によって、再発の頻度や、伝染の危険を減少させることが可能なようです。また内服の期間は、通常半年~1年とされており、その後は、再発頻度や症状を見ながら内服の再開が決まるようです。


⑥毛じらみ


「毛じらみ」とは、人間の毛に寄生し、血液を栄養とする「シラミ」と呼ばれる寄生虫の一種で、セックスを通じてうつります。基本的には、人間以外には寄生せず、人間の血液のみを吸血します。褐色がかった白色をしており、大きさは1mm前後で円形のような形をしていて、蟹によく似た足が生えているようです。

卵を毛根辺りに産みつけ、7日程で孵化し、成虫になるまでは約3~4週間かかるようです。成虫は3~4週間生存し続け、成虫になってから1~2日後ほどで卵を産むようになります。その卵の数は30〜40個ほどもあるそうです。

また卵はセメントの様な物質で接着されるため、手で剥がすことは中々困難だと言われています。卵は光沢があり、色は灰色や白色、一本の毛に対して、数個を斜めに産み付けられるようです。成虫は肉眼でも見ることができますが、数が少ない場合は分かりづらいかもしれません。

痒みによって、掻いてしまった刺激から、湿疹や細菌性の感染症などを併発してしまう可能性があるようです。長期に感染が及んだ場合には、毛じらみの刺咬から、皮膚の深層部までヘモジデリンという成分が沈着してしまい、青灰色の斑点ができることもあります。


発症事例


毛じらみがうつった場合には、以下のような症状が出るようです。

陰部を観察すると、陰毛の1本1本に小さい卵が産み付けられており、「うみぶどう」の様な状況にまで卵が産み付けられていました。

私は驚いてじっと観察を続けると、陰毛の付け根に動く虫を見つけました。

なんと、血を吸った後で、ヤブ蚊の様にお腹が血で真っ赤になっているのがわかるくらいの大きさになっていました。

驚きを抑え、深く観察すると、1匹や2匹ではなく、何十匹といることが目でわかりました。

〜中略〜

しかし、生み付けられた卵は落ちません。

〜中略〜

病院に行くのも恥ずかしいので、最後の手段として陰部の陰毛を剃り落とす決心を致しました。
引用:自宅で出来る性病検査キット


ゾッとするようなお話ですね。性器周辺にかゆみや違和感を感じた際には、一度陰毛部分を観察して見るといいかもしれません。もしかしたら、毛じらみがうようよと動いているかもしれませんよ。

また陰毛を剃り落とすとなると、中々勇気がいることでもありますので、かからないように気をつけるのが一番ですね。

詳しい原因


毛じらみは、セックスを通じた陰毛同士の直接接触による感染がほとんどです。しかし、毛布や寝具、タオル等を介して間接的な感染が起こる例もあり、家族内でも感染します。

毛じらみは陰毛から離れて、長くても48時間くらいしか生存していません。一日で歩ける範囲は10cm程度と狭いため、感染経路としては性行為が主となります。
引用:性病科 山の手クリニック


上記のように、毛じらみは陰毛から離れたあとは、二日間程度しか生存することができませず、一日の移動できる範囲もごく短いため、やはり原因としてはセックスによる感染が最も多いようですね。


予防策


毛じらみは、毛じらみに寄生されている人とスキンシップをとることで感染してしまいます。そのためほかのセックスが原因となる病気とは異なり、コンドームを使用しても防ぐことができません。

毛じらみに感染しないようにするには、毛じらみに寄生されている人とセックスやスキンシップをしないことが必須です。 感染後1~2ヶ月ほど経った頃に、かゆみなどの症状があらわれやすいので、もしご自身に毛じらみの感染が発覚した場合には、1~2ヶ月間にセックスをしたパートナーに、毛じらみの感染がないかどうかを調べてみたほうが良いでしょう。

また家庭内で感染してしまう可能性もあるので、なるべく家族全員の毛じらみの感染状況も確認することをオススメします。


対処法


毛じらみは、感染している全ての毛を剃毛してしまうのが最も簡単かつ、早い方法です。しかし、陰毛だけでなく、周囲の毛や腋毛、胸毛、眉毛、まつ毛、頭髪等にも感染していることもあるため、剃毛が困難な場合も多くあります。

また毛じらみを殺すシャンプーも市販されていますが、これは成虫にのみ効果があり、卵には効果がありません。2〜3週間、シャンプーで治療を行なった後、必ず毛じらみがいないことをかかりつけの病院で診断をしてもらうようにしてください。

卵は抜け殻になったあとでも、セメントの様な物質によって毛に付着し続けています。この残っている卵を、残存していると勘違いしてしまうこともありますので、必ず顕微鏡等を使って、付着した卵に生存している虫がいないか診断してもらうようにしましょう。

衣類や寝具なども、ドライクリーニングやアイロン、乾燥機などで熱処理をオススメします。家族内の感染を防ぐため、家族全員での治療が必要です。


⑦トリコモナス


「トリコモナス」は、トリコモナス原虫が原因となり、婦人科や性感染症の中でも比較的良くある病気です。男女共に症状が出ないことがあり、感染した時期が特定しにくい病気なようです。

膣だけではなく子宮頸部、下部尿路、前立腺などにも感染することがありますが、男性と比較して女性の方が症状が強い傾向があり、トリコモナスだけではなく他の性感染症との関係や、早産、前期破水などの妊娠中の経過への影響などについても注目されています。妊婦の方が感染している場合、新生児への垂直感染もあるようです。

再発が起こることも多く、トリコモナス原虫の残存によるものや、他の臓器からの自己感染、セックスパートナーからの再感染などがあるそうです。

また、感染者の年齢層が他の性感染症よりも非常に幅広いとされ、中高年の方でも感染がみられます。無症状のパートナーからの感染によるものが多いようです。

感染してしまうと、子宮膣部は炎症による発赤や、粘膜の下の血管が浅くなってしまうことによる接触時の出血などが起こりやすくなります。


発症事例


トリコモナスにかかった場合、以下のような症状が出ます。妊婦の方が感染した場合など、新生児にも影響が出ることもあるようなので、病院での早めの診察をオススメします。

突然、陰部から膿のようなおりものが大量に出てきたのと、排尿の際に痛みが生じることが多くなってきて、これはおかしいと思い病院へ行きました。また、陰部全体が赤くなってしまい、すごい痒みに襲われて、一日中不快感がありました。

私は元々ガンジダ膣炎にかかりやすい体質であり、また同じカンジダ膣炎なのかもしれない…と思いました。しかし、おりものが多く膿などが混じっているなど、症状はいつもとちがうこともあり、ずっと違和感を感じていました。
引用:女性のための性病検査キットなび


膿のようなおりもの、かゆみ、陰部の赤化などが挙げられています。膿が出てきた際には、高確率で性感染症が疑われるので、放置すると後々取り返しのつかない事態になってしまうかもしれません。


詳しい原因


トリコモナスに感染してします原因は、他の性感染症と同様にセックスやフェラチオによるものが主となりますが、フェラチオによる感染の可能性は低めなようです。

トリコモナスは中々症状が出ないことも多いため、自身の感染に気がつかずに、セックスなどの性的接触によってパートナーにもうつしてしまうこともあります。このように症状が出にくいことで、他の性感染症と比べた際に、感染者の年齢層がとても幅広くなっており、セックスの機会が盛んな若年層のみならず、中高年の方にも度々見られる性感染症であると言われています。

またトリコモナスは、パートナー間で感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」が頻繁に起こる性感染症です。そのため、自分が完治したとしても、トリコモナスに感染した事に気付いていないパートナーとセックスをしてしまう再び感染してしまう事になります。

トリコモナスの原因となるトリコモナス原虫は、乾燥には極めて弱いとされていますが、水中には強く、長時間感染力が持続します。そのため浴槽などを通じて家族内で感染を引き起こすことも度々あるようです。


予防策


トリコモナスの予防をする際にも、やはりコンドームの着用が効果的です。良く知らない相手とセックスをする際には、必ずコンドームを着用するようにしましょう。

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しかし、水中から感染する場合も度々ありますので、コンドームをつけたからといって、100%トリコモナスに感染しないというわけではありません。プールや温泉などから感染してしまうこともありますので、確実に回避する方法はありませんが、トリコモナスの疑いがあるスキンシップや、共同での入浴などはなるべく避けるようにしてください。


対処法





・予後は経口投与で90~95%の消失がみられる。同時期にパートナーとの治療を行えば良好である。
引用:性病科 山の手クリニック


トリコモナスも病院で治療を受けることができます。トリコモナスは、セックスパートナーと同時に治療を行うのが基本となっており、男女ともに「メトロニダゾール」という経口薬250mgを10日間1日2錠内服する治療が主流です。メトロニダゾールの経口投与では、上記のように9割以上のトリコモナス原虫を死滅させることができるとされています。

この治療が不十分であると判断され、追加での治療が必要な場合には、投与期間を1週間開ける必要があるようです。また他にもメトロニダゾール1.5gを単回投与する治療法などがあります。

女性の場合など、経口投与が難しい場合には腟錠の単独治療を行なったり、再発などの場合には経口薬と腟錠を併用した治療を行うことがあるようです。また、産婦人科では臨床的に治癒が期待されているため、内服薬を使わずに、腟錠を使った治療が一般的になっています。

トリコモナスは、自覚、他覚症状と合わせて、症状が消失しているかどうかで完治を判断します。トリコモナス原虫が生存してしまっている場合、月経血中で増加してしまうため、女性の場合には次回の月経後にも、トリコモナス原虫の死滅を確認します。


⑧梅毒


「梅毒」は、江戸時代に吉原遊郭などで大流行し、多くの感染者と死者を出した恐ろしい病気です。「トレポネーマ・パリダム」という名前の細菌が原因となって感染し、全身に症状が現れます。また梅毒は主にセックスなどの性的接触をきっかけとして感染が広がるため、同じ感染経路を持つ他の性感染症と併発して感染することもあるようです。

近年日本では、梅毒の感染者数が増加傾向にあるとされており、特に東京などの大都市周辺の感染者が増えておりますが、最近では地方都市の感染も急増している傾向にあり、日本全体で多くみられる病気となりつつあります。

男性では20歳以降の幅広い年齢層に多く、女性では20代の患者さんが全体の約60%弱を占めています。これらの数字は、性活動の動向を反映していると考えられ、今後も梅毒の報告は増加すると予想されています。なお、梅毒は大人に限った病気ではなく、胎児の時期に影響を受けた乳児にも症状(先天梅毒)が現れることがあります。
引用:Medical Note


上記のように男性では20歳以上の幅広い年齢層、女性では20代の感染者が全体の6割ほどなようです。またこの結果は、日本におけるセックスの動向が関係しているようですね

また、妊娠中の母親が感染していた場合などには、胎児の時期の影響で、お子さんにも伝染することがあるようなので注意が必要です。


発症事例


梅毒の初期症状について語られています。梅毒は、放っておくと死に至る病気です。このお話を読んで、ご自身の体に心当たりがある方は、必ず病院での診察をしてください。

右太ももに虫さされのようなものが一つできる。
翌日からみるみるうちに腹部、太ももを中心に発疹が広がっていった。初期の頃には手のひらにも発疹が発生したが早い段階で消える。

〜中略〜

9月末。発疹が全然消えないのでやっと病院に。
2ヶ月かけて3件はしごしたが蕁麻疹だろうとのことでアレルギーの薬を処方されるが一向に治らず。

そうしているうちに陰部に小豆大のできものが…調べてみると梅毒の症状に当てはまるかもと思い
11月末、念の為と受けた保健所の検査で陽性反応。
引用:梅毒になった私ができること


体中に起きた発疹、性器の小豆大のできもの、これらが梅毒の初期症状のようです。今この症状がなくても、今後このような症状が出た際には注意してください。

こちらのサイトでは梅毒の恐ろしさを詳しく語っているので、ぜひ一度最後までお読みいただければと思います。梅毒によって苦しんでいる方は少なくありません。


詳しい原因


梅毒は主にセックスやフェラチオなどの性的接触によって感染します。原因となるのはトレポネーマ・パリダムという細菌ですが、トレポーネ・パリダムは人工的な繁殖が大変難しいとされており、未だその生態について完全に解明されておりません。

セックスを通じた感染後、約3〜13週間の潜伏期間があり、梅毒の症状が現れ流ようになります。しかし、梅毒はセックスを通じて感染する後天梅毒だけでなく、胎児の時期に影響を受けることで発症する先天梅毒があるようです。

梅毒の治療が完治しておらず、治療が不十分な状態で妊娠してしまうと、胎児にまで影響が及んでしまうことがあります。場合によっては、流産、死産になってしまったり、出生後の乳児に症状が現れてしまうのです。


予防策


梅毒は性的接触を介して蔓延する感染症です。予防のためには、不特定多数のパートナーとのセックスをしないことや、行為の最初から最後までコンドームをきちんと正しく使用することなどがとても重要であるとされています。

また梅毒の検査でもし陽性反応が出た場合には、ご自身だけではなく、セックスをしたパートナーも必ず一緒に検査、及び治療を受けるようにしましょう。


対処法


梅毒は、ご自身の力のみで完治させることは不可能です。必ず病院での治療を受けるようにしてください。

梅毒の治療には、主にペニシリンという抗生物質を使います。基本的には感染の可能性があったセックスの後、検査によって陽性である診断された際に、ペニシリンの服用が開始されます。これは駆除療法と呼ばれる治療法です。

また、ペニシリンに対してアレルギーを持つ方など、ペニシリンが使えない感染者の方には別の抗生物質を用いる事になります。また、妊婦の方の場合には殺菌作用がある別の薬が処方される場合もあり、状況によって使用する薬が変わるようです。

梅毒の治療を開始して24時間以内に、菌が破壊されることによる反応として発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛、皮膚症状が現れることがあります。(Jarisch-Herxheimer現象)症状の程度によっては対症療法が必要になることもありますが、この反応は一時的なもので危険性はありません。抗生物質によるアレルギー反応と勘違いせずに、治療を継続することが大切です。
引用:Medical Note


梅毒の治療を開始後、様々な症状が現れることがあるようですが、これらの症状は一時的なものなようなので、決して途中でやめず、医師の指示に従ってください。


⑨エイズ


セックスが原因でかかる病気については、この病気で最後のご紹介となります。どんな方でも「エイズ」という名前の病気を聞いたことがあるのではないでしょうか。



エイズ(別名:後天性免疫不全症候群)は、「HIV」(別名:ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスに感染することで引き起こされる病気です。

HIVに感染した後は、適切な治療を受けないでいると、免疫力が低下していき、一般レベルの免疫力を持つ健康な方であれば、発症することのない感染症を発症したり、悪性の疾患を引き起こしたりします。このような状態になってしまうをエイズと呼びます。HIV感染者、そしてエイズ発症者の大半は男性が占めているようです。

HIVに対応する薬剤の開発は年々進んでおり、HIVに感染してしまっても、エイズが発症しないようにコントールすることが、以前と比較すると容易になってきております。しかし、その反面で、日本国内におけるHIVの新規感染者数、及びエイズの患者数に関して言えば、ここ数年間さらなる進歩は見られておらず、横ばいままとなっているのが現状です。今後のより積極的な啓蒙活動、及び治療が必要とされています。


発症事例


エイズの発症事例をご紹介いたします。しかし、エイズはHIVに感染してしまっても症状が出る前に時間がかかり、感染を判断するのがとても難しい病気です。

私は、2003年4月にカリニ肺炎とカンジダ症を発症して、検査の結果エイズと診断されました。

〜中略〜

しかし、入院生活を終え投薬がはじまるとだんだんエイズという病気の意味が伝わってきて、何とも言えない悲しみが押し寄せてきました。また、薬を飲むたびごとにエイズという言葉が頭をよぎり、拒食症にまでなり、このまま生きていても本当にいいのだろうか?

〜中略〜

しかし、命を落とすということはそう簡単にはできるものではありません。ある時期、自然とそう思うようになり、病気に立ち向かうようになったのです。
引用:特定非営利活動法人 ぷれいす東京


HIVの感染を調べるために、病院などの機関で検診を受けることができます。決して面倒だとは思わず、定期的に検診を受けて見てください。感染を知らずに、大切な人たちにうつしてしまうと取り返しがつきません。


詳しい原因


エイズは、HIVに感染することで発症しますので、エイズの発症には必ずHIVウイルスの感染が関わってきます。HIVウイルスが感染する原因には、セックスによる感染、一度使用した注射器の使いまわしなどの血液を介した感染、母体、または母乳などを介する母子感染、そして非加熱製剤による感染が主なものになります。入浴やプールなどの水を介する感染などはほぼ起こらず、日常生活の中で感染してしまうようなことはまずないと考えていいようです。

これら感染経路のうち、日本でもっとも多くみられるのは性行為による感染です。母児感染については、感染予防策を講じなければ30%ほどの確率で母親から子どもにHIVがうつると考えられています。

輸血による感染は、過去5例が報告されています(2003年までに4例、2013年に1例) 。献血血液のスクリーニング検査の感度を向上させてきていますが、検査の限界もあり100%防止できるわけではありません。
引用:Medical Note


上記のように、日本国内で一番多くみられる感染原因はセックスによる感染です。また感染に対する予防策などをとらない場合、約3割の確率で母子感染もあるようですね。

また輸血による感染も検査の質は年々向上しているものの、絶対感染しないとは言い切れないのが現状なようです。


予防策


エイズは、感染者との無防備なセックスによる感染の確率が最も高いとされています。そのため、まずはセックスのパートナーとなる相手をよく知るようにしてください。そしてセックスやフェラチオをする際には、必ずコンドームを使用し、コンドームの使い回しや遊具などの共用はやめましょう。

また、感染者の血液に触れてしまったり、血液が体内に入ることで感染の可能性も高まります。そのため注射器具の共用などはしないようにしてください。

そして、母親が感染してしまっている場合、妊娠時、出産時、授乳などによって、子どもに感染することがあります。予防には、服薬や帝王切開、粉ミルクなどの人工栄養による養育予防措置が効果的です。


対処法


エイズは、病院での治療をしなければ、死に至る病です。そのため、HIVの感染が発覚した場合には、必ず治療を継続して行なってください。

まず治療の最初の目標は、HIVの量をコントロールして、エイズの発症を防ぐことです。HIVの量のコントロールには、様々な薬が使用されます。

HIVの治療には、抗HIV薬を3剤以上使用する、多剤併用療法という治療方法が主流です。多くの薬剤を使用する理由の一つは、1種類の薬剤だけでは薬の効果が比較的早い段階でなくなってしまうことです。

HIVの治療中は、無症状であるために、服用を忘れてしまうケースが多いです。そのため現在では、1日1回の内服でも効果が期待できるような薬も多く使用されるようになってきています。現在日本で使用できるHIVの治療薬は、「ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬」「非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬」「プロテアーゼ阻害薬」「インテグラーゼ阻害薬「CCR5阻害薬」の5種類となっています。この5種類の薬剤数種類を組み合わせて服用することで、治療効果の向上に成功しています。


まとめ:セックスが原因となる病気は怖い!




本記事では、セックスが原因でかかる病気について9種類ご紹介いたしました。しかしセックスが原因となってかかる病気は、他にもまだまだ存在しており、中には恐ろしい症状を引き起こす病気も存在しています。

セックスは気持ちいいですし、楽しいものです。しかし、同時に怖いものだということも知っていただけたのではないでしょうか?楽しくセックスをしていくためにも、コンドームの着用など、性感染症には気をつけていただければと思います。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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