ジヒドロテストステロンとオナニーの関係性|噂されるAGAの原因説とは

ジヒドロテストステロンとオナニーの関係性|噂されるAGAの原因説とは

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オナホマイスター
小鳥遊
週8でオナニーする28歳男。バリバリの営業マン時代、唯一の楽しみだったオナホのレビュー動画を某動画サイトにアップしたところ再生数が10万回を越え、panpan編集部にライターとしてスカウトされる。王道のTENGAから変わり種の据置オナホなど、これまで50種類以上のオナホを試した経験を活かし、リアルな使用感を伝えていきます。
「オナニーし過ぎるとハゲる」説は、男性なら1度は聞いたことがあるでしょう。タンパク質やビタミンが失われるなど色々いわれますが、実はジヒドロテストステロンというホルモンが関係していることがわかっているのですね。

そこで今回は「オナニーとジヒドロテストステロンの関係性」について徹底解説!

オナニーをし過ぎると絶対にハゲるのか、ハゲ予防にはオナ禁しかないのか、気になる男性はぜひチェックしていってください!




(1)オナニーしすぎると「ジヒドロテストステロン」が増加してハゲるって本当?

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これを読んでいるあなたは、すでに頭髪に悩みや不安を抱えていると思います。今はまだごまかしのきく毛量だとしても、来年の今頃は帽子必須の頭になっちゃっているかもしれません。

結論からいうと「オナニーすると絶対にハゲる」とは限りません。AGAクリニックやその他の医師に相談した経験のある方なら知っているはずですが、ハゲの原因はいくつか有力なものがあり、その中に「自慰行為のやり過ぎ」なんて含まれないんですね。

ハゲる原因の大半は「遺伝」で、人は遺伝子によって毛量や脱毛のペース(ヘアサイクル)などが決まってきます。ですからいくらシコりまくってもフサフサな人はいますし、オナ禁しているのにハゲ散らかす人もいるので、あまり過度な思い込みは良くないとわかりますね。

以下の項目では、まずジヒドロテストステロンについて解説し、最後にはハゲ(AGA)について解説していきます。


そもそも「ジヒドロテストステロン(DHT)」とは?

まず「ジヒドロテストステロン」とは何でしょう。

ジヒドロテストステロンとは「内因性のアンドロゲンで、 性ホルモン及びステロイドホルモンとして機能する物質」です。

これだけだとわかりにくいので、簡単にいうとテストステロンの変化したホルモンで、やや強めの男性ホルモンと考えてもいいでしょう。

テストステロンとはそもそも、男性ホルモンの代表格で、筋肉や精力、男性らしい生き生きとした活力の源です。テストステロン自体は髪の成長を妨げるともいわれず、むしろ身体に良いことばかりです。

ただテストステロンとジヒドロテストステロンは裏一体で、テストステロンが「5αリダクターゼ(Ⅱ型)」という代謝酵素と結びつくと、ジヒドロテストステロンに変化します。

ジヒドロテストステロンは抜け毛だけでなく、前立腺の病気とも関連があるとされるので、ジヒドロテストステロンを抑えていくのは健康面の課題でもあるのですね。


(2)オナニーするとテストステロンが増えてDHTが増殖するのが原因?

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オナニーは性行為の一種であり、女性はオナニーによって女性ホルモンが増え、男性も同様にオナニーで男性ホルモンが増加します。

「男性ホルモンが増える」と、相対的にテストステロンが増えます。テストステロンが増えれば、ジヒドロテストステロンも増える結果となり得ますが、この変化を抑える方法もあり、テストステロンだけを増やした健康的な男性になるのは理論上可能です。

なので「オナニー=ハゲる」とは限らないのですね。オナニーを毎日たくさんやってテストステロンが増えても、ジヒドロテストステロンに変化させなければいいわけですから。

PANPANではすでに、オナニーとAGAの関係性について詳しくまとめた記事をリリースしています。医師がブログやインタビューなどでまとめた医学的な内容を参考にしているので、現時点では確かな情報となっています。こちらもぜひ参考に!

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オナニーのしすぎはAGA(ハゲ・薄毛)に大きく関係しない【自慰の適正頻度】


(3)AGA(男性型脱毛症)の主な原因6つ

ここまで何度も名前が出た「AGA」について、主な原因をまとめました。「AGA=若年性の薄毛(若ハゲ)」と思っている方も多いでしょうが、男性の薄毛全般を指しますね。

ジヒドロテストステロンとAGAの関係性は密接なので、元から髪が細いとか毛量が少ないなどの理由でハゲやすい方も、ジヒドロテストステロンさえ抑えた身体を作れば全く心配はいりません。

ここではよくいわれるAGAの原因を6つまとめています。


遺伝的要因

こちらは医師の方はほとんどおっしゃいますが、ハゲはもはや遺伝の現象です。顔や体格や性格が似たりするのと同じで、親がハゲたら子供も大体はハゲるのですね。

欧米人や中国人などをイメージするとわかりやすいですが、遺伝による薄毛の男性はものすごく多いです。生活習慣で何とかする以前に、遺伝子の力でハゲます。

そして遺伝子をどうにか変えていく、という方法は現代の医学では難しいのです。

もしあなたの父親か祖父あたりがツルンツルンのハゲ頭であれば、あなたのハゲる可能性はかなり高いです。どうにもならないわけではないですが、遺伝によってハゲる運命の方はむしろカツラや植毛を考えたり、カッコいいハゲ(スキンヘッドなど)を意識していくのも1つの手です!


ストレス過多

父親も爺さんもフサフサなのに子供がめちゃくちゃハゲてる!という場合、ストレスが原因の可能性は高いですね。ストレスはあらゆる病気や不調の原因となりますから。

ストレスというのは身体の疲労や、感覚的なものもありますが、大体は「人間関係」が原因といわれますね。毎日会社で上司にいじめられていたら、フサフサの新入社員だって1年足らずでスカスカの若ハゲになってしまうでしょう。

とにかくストレスは厳禁。薄毛治療や薄毛対策も大事ですが、自分の仕事や人間関係などがまずストレスになっていないかを考え、そこを改善していく方がおすすめです。

逆にいえば、ストレスさえなければ他に原因があったとしても、意外と若々しい見た目のまま歳を取れたりはしますね。父親と祖父がハゲでも、ストレス管理さえしっかりできていれば、艶々のフサフサでいられるかもしれません!


男性ホルモンの増加

こちらは今回メインで紹介した内容と重複します。女性でハゲる人はほとんどいない(男性に比べるとほぼいない)ので、ハゲは男性ホルモンによる身体の反応だと思っていいでしょう。

また今回は「オナニーをすることによる男性ホルモン増加」に注目していますが、男性には元々から男性ホルモンがあります。アスリートや格闘家など、筋肉量も多い男性は明らかに男性ホルモンが多く、体質的にハゲやすいと考えられるのですね。

そして男性ホルモンはオナニーだけで増えるわけではなく、食事や筋トレ、性欲へのアプローチ(エロいものばかり観たりエロいことばかり考える)などでも確実に増えます。女の子とセックスしても増えますし、何かにつけて男性ホルモンは増加してしまう(そしてハゲてしまう)のです。


頭皮環境が劣悪

こちらも男性は全員が気をつけなきゃいけないことですね。AGAクリニックなどで薄毛の相談をしても、まず診てもらうのは「頭皮の状態」です。

頭皮には毛穴があり、その毛穴から複数本の頭髪が生えています。その毛穴は汗や皮脂などが溜まり、時間が経てば汚れて塞がってしまうのです。

それでも若い人なら髪の毛が頑張って伸びてくれますが、ある程度年齢を重ねてくるとデリケートになり、脂ぎった毛穴から新しい頭髪が生えてくれなくなります。そして今ある毛もあっけなく抜け落ちてしまうのです。

なので、とにかく頭皮の毛穴を毎日綺麗にするのが先決。できれば自然由来や育毛成分のあるような高品質のシャンプーを使い、指の腹を使って毛穴の脂をきちんと落としてやりましょう。


生活習慣の乱れ

ストレスや頭皮の環境とつながる内容ですが、生活習慣そのものが抜け毛や薄毛と関係します。

例えば毎日徹夜していたり、睡眠不足であったり、食事が偏っていたりすれば、普通の生活をしている人よりもハゲやすくなります。人間の身体は元々から朝型にできているので、太陽を浴びる生活をきちんとしていないと、ハゲるどころかあっという間に老けてしまうのですね。

またタバコやお酒もハゲの原因にはなります。少量のお酒はむしろ健康に良いとされますが、タバコに関しては良い点がほぼないので、いつまでも毛量を維持したい(または薄毛を食い止めたい)と思うなら、禁煙禁酒はマストでしょう。


外的な要因

身体の内側だけでなく、外側にもハゲるリスクは潜んでいます。該当する方はそれほど多くないので、参考程度にしてください。

誰でも子供の時にぶつけた傷などで、小さなハゲなどはありますよね。頭皮は1度強く傷つくと、その部分の毛穴がなくなり、2度と毛の生えないスペースになってしまう場合があるのです。

大人になってからでも、頭を思いきり何かにぶつけたり、擦りつけてしまうなどすれば、毛は抜けます。頭髪を守るだけじゃなく、脳を守る意味にもなるので、外傷や打撲などにも気をつけましょう。


(4)AGAを予防するためにできる生活習慣とは

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続いて「予防」の観点から見ていきましょう。

AGAになってしまう原因は、ようするに予防ができていないから起こることですね。原因を防ぐのと予防策を知るのは表裏一体です。

どうしたら髪に悪いのか、または男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が不必要に増えてしまうのか、知っておくと役立ちますよ!


ストレスのない暮らし

人によってストレスは様々ですが、無意識に身体が感じるストレスは多くあります。気持ちの強い人などは、知らず知らずのうちに身体にストレスを溜めてしまいがちです。

ストレスのない暮らしとは、別に金と女と時間に困らない暮らしではなく、その人なりにほどほどな生活を指します。「人は多少のストレスがある方が心身に良い」という説もあり、何でもかんでも満たされていると、むしろちょっとしたことでストレスを感じてしまう弱い人になってしまうのですね。

過度なストレスを感じる生活、ストレスが無さ過ぎる生活、どちらもNGです。


ジヒドロテストステロンを増やさない食事

人の身体は食べ物でできている、なんていわれますね。食事メニューを工夫するだけでも、ジヒドロテストステロンを抑制し、AGAを予防できます。

よくいわれるのは「イソフラボン」「亜鉛」の2つ。

イソフラボンは大豆に含まれる栄養で、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きがあり、女性ホルモンに作用することで男性ホルモンの活発化を抑えられるのです。

亜鉛は、髪の毛を強くするのに必要なアミノ酸を合成し、艶とコシのある髪の毛を手に入れるのにも有効ですね。またジヒドロテストステロンを作り出す還元酵素「5α-リダクターゼ」も働きを抑えるのにも役立ちます。


年齢に合ったオナニースケジュール

オナニーをすればジヒドロテストステロンが増える可能性がありますが、オナニーもセックスも全くしない生活は、むしろストレスを増やして健康を損ないます。

そこで重要なのは「オナニーのスパン」ですね。スケジューリングは大事です。

一般的に「20代くらいまでは毎日オナニーしても身体には悪影響はない」とされ、30代以降は2日に1回、3日に1回と頻度を下げていくのが良いといいます。おじさんになっても毎日シコッている方は男性ホルモンだけが増え続け、体内のタンパク質は失われ、ハゲまで一直線です。

オナ禁なんて言語道断。なおかつシコり過ぎもダメなので、年齢に合ったオナニーペースをこなしていきましょう!


きちんと眠る

ここまで食事やストレスなどいろんな観点から解説していますが、何はともあれ睡眠が1番大事です。

夜の22時から26時(午前2時)まではゴールデンタイムといわれ、体内で成長ホルモンが分泌されやすいといわれますね。成長ホルモンといっても成長期だけのものではなく、60代になっても分泌はされますよ。

またゴールデンタイムについても諸説あり、無理にその時間に眠ろうと頑張るよりも、質の良い睡眠をとる方が大事ともいわれますね。嫌なことを思い出して寝付けないとか、寝る直前までスマホ(ブルーライト)を見ているなんてことは絶対にないように。

確実にいえるのは「睡眠時間」ですね。最低でも6時間、多くて8時間、毎日眠れていれば、AGAの体質だとしても予防はできるはずです。


適度な運動を続ける

これもごく当たり前の内容ですが、健やかな身体と頭皮を保つのに運動は欠かせません。

おすすめなのはジョギングやプールなどの有酸素運動で、全身をまんべんなく使い、体内のリンパの流れも良くなって身体のストレスが軽減します。

逆に注意したいのは、筋トレなどの無酸素運動です。ハードな筋トレをすると男性ホルモンは確実に上昇し、ジヒドロテストステロンを増やすリスクが発生するので、やるとしてもほどほどがおすすめ。

またアスリートばりにハードなトレーニングをこなすと、身体はむしろストレスを感じてくることがわかっています。マッチョに憧れる気持ちは大いにわかりますが、薄毛対策を徹底したいならハードな筋トレは禁物!


(5)AGAに悩んだら専門医に相談するのがおすすめ

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生活習慣を変えるのはおすすめですが、遺伝などから根本的に悩んでいるのなら、専門医に相談したほうが確実です。今ではAGAに関する研究も進み、自己流であれこれ試す時代は終わりました

男性の薄毛治療を行なう「AGAクリニック」は、大きな街ならそこらじゅうにありますね。AGAクリニックではまずあなたの頭皮の環境を見て、AGAが進行しているのであれば適切な治療を進められます。


AGA治療薬の服用

AGAクリニックに行って正式にAGAだと診断されたら、まずは治療薬を勧められます。

一般的なのはプロペシア(有効成分フィナステリド)で、ジヒドロテストステロンの生成を促す5-αリダクターゼを抑制させる効果があります。9割以上の男性に有効といわれますね。

また他にもザガーロ(有効成分デュタステリド)や、CMでもおなじみのミノキシジルなどもあり、これらを体質や効果などを見ながら試していくのが一般的な方法です。

ただAGA治療薬には副作用もたくさんあり、人によっては合わない方もいます。性欲(精力)減退などは代表的で、髪を生やすためにEDになるという究極の選択も迫られたりと、副作用との戦いでもありますね。

何にせよ試さないと合うかはわからないので、薄毛に悩んでいる方はぜひおすすめ。


有効成分を頭皮に直接注入する「育毛メソセラピー」

AGA治療薬とともに、最近よく用いられているのはメソセラピーですね。頭皮に注射を打って、ミノキシジルなどのAGA治療薬を直接注入していく方法になります。

メソセラピーは、治療薬を飲むよりも効果があるとされ、セレブや芸能人の間では人気だとか。治療薬のように毎日服用する手間もなく、月に1度くらいのペースで頭皮に注射をして、経過を見ていく感じですね。

メソセラピーもAGA治療薬と同様、保険はきかないので高額です。また投与する薬も同じなので、副作用のリスクもあり、治療薬が合わない人がメソセラピーを試すわけではなく、あくまでも併用するための方法となっています。


オナニーすると男性ホルモンが増えるが、ジヒドロテストステロンさえ抑えればハゲない!

お役に立てたでしょうか?今回の特集は、男性なら誰もが気になる薄毛に関する話題「オナニーとジヒドロテストステロンの関係性」について解説しました!

ジヒドロテストステロンとは、男性ホルモンであるテストステロンが変化してできます。AGAの主な原因ともいわれ、このジヒドロテストステロンを増やさないことが、薄毛を防ぐ最も有効なやり方なのです。

オナニーをすれば、男性は男性ホルモンが増えます。しかし食事や睡眠、ストレスなどの管理によってジヒドロテストステロンの増加量を抑えるのは可能で、わざわざオナ禁などしなくても薄毛対策はできるのです。

今回まとめた内容は、ジヒドロテストステロンに関する基本的な情報と、ハゲの原因と予防に関する情報です。遺伝などのどうしようもない理由でハゲてきている方は、専門のAGAクリニックに行くのもおすすめですよ!

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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