セックスで勃起しない原因7つ！対処法を知って勃起障害を乗り切ろう

年齢が重ねるに連れて精力が低下し、勃起力が弱まります。からだは元気で、性欲はあるのに「勃起の硬さが足りない」「すぐに萎えてしまう」などの経験はありませんか？なかにはセックス中に勃起維持ができず、中折れする人もいるでしょう。

中折れしたら自分の不甲斐なさとパートナーに申し訳なくなり、つぎにセックスする時も不安でいっぱいになります。

そこで今回はセックス中の勃起問題を抱える人のために、原因や対処法を解説。専門クリニックがおすすめする勃起改善の方法も紹介しているため、勃起しなかった時、どう対応すれば良いのかがわかります。

セックス時に勃起しないのはすでにEDであることを自覚しよう

セックスで勃起しないのはED（勃起障害・勃起不全）が原因です。EDとは勃起の硬さや維持力が不足していることを指します。「一時的にも勃起しないことがある」「すぐに萎えてしまう」などのケースもEDです。

満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または（and/or）維持できない状態が持続または（or）再発すること

引用：浜松町第一クリニック

2015年に開かれた性医学国際協議でも、セックスで十分な勃起ができない、または勃起維持ができない場合はEDであると定義しています。

また国内における成人男性2000人を対象とした調査では、20代～30代の7人に1人はEDの悩みを抱えています。年齢が上がるとED率も高くなり、50代では3人に1人、60代だと2.5人に1人と増えているようです。

セックス中勃起しないのは非常に深刻な問題で、意外と多くの人が抱えている悩み。心当たりがある人は、自分もEDの可能性があると自覚した方が良いでしょう。

ED(勃起障害・勃起不全)の症状とは

自分がEDであると知るためには、EDにどんな病状があるのかを知る必要があります。多くの人が抱える悩みで、「興奮しているのに勃起しない」「勃起するけどすぐ萎える」などが挙げられます。挿入中の中折れもEDの病状です。

神経や血管に何らかの問題があり、海綿体に十分な血液が送り込まれないと、満足のいく勃起が得られず、ED症状につながります。

引用：浜松町第一クリニック

勃起のメカニズムは、大量の血液が海綿体に流れて起こるもの。しかし神経や血液に問題があって、海綿体に送られる血液が少ないとEDになります。神経や血液の損傷が見られると、慢性的な勃起不全にもなり得ります。

セックスで勃起しなくなる原因7つ

EDになる原因には、神経や血液の流れが大きく関わってきます。何が原因で神経や血液に乱れを起こし、EDになるか理解しなくてはなりません。さもなければ、いつまで経ってもセックスで満足に勃起はできないです。

実は普段の日常生活に、セックスで勃起ができなくなる原因が潜んでいます。主な原因は以下7つです。


次は日常生活に踏み込んで、EDになり得る原因を見ていきましょう。

薬の副作用

何らかの持病を持っていて薬を服用している場合に、副作用でEDになるケースがあります。EDになる可能性の代表的な薬は「利尿剤」や「抗うつ薬」「ステロイド剤」などです。

抗うつ薬・向精神薬は、添付文書にも副作用としてEDがあることが明記されていないことが多いです。そのため、精神科又は心療内科にて処方を受ける際に副作用でEDがあることを主治医から伝えてもらっていないケースが多く見受けられます

引用：浜松町第一クリニック

精神薬系は副作用でEDの可能性が記載されていないことが多いため、知らず知らずのうちにEDになってしまう人もいるようです。特に日本の国内のうつ病患者は127万人いるとされているため、抗うつ薬を服用している人も多く、注意する必要があります。

糖尿病や高血圧などの生活習慣

糖尿病や高血圧などの生活習慣も、EDになる原因です。まず糖尿病で血糖値の高い人は血管にダメージがある状態なので、血流が悪くなっています。十分な血液がチンポ周りの神経に行き届かず、最終的に神経障害を引き起こして、EDになってしまうようです。

糖尿病ではなくても、血圧が高い人も非常に注意。

例えばED患者さんの約4割には、背景として高血圧症が認められるという報告もあります。理由はハッキリしているのです。生活習慣の影響などで血管内皮の機能障害が始まり血管が硬くなると、血圧は上がります。

引用：プレジデントオンライン

ED患者の4割が高血圧だとも言われています。血圧が高くなる原因には塩分過多や肥満などがあるので、食生活には気をつけなくてはなりません。

喫煙や過度のアルコール摂取

セックスで勃起不全になるのは、喫煙のしすぎや大量のアルコール摂取も関係しています。

タバコは百害あって一利なしと言いますが、勃起力の低下にも多大な影響を与えるようです。タバコに含まれる物質が動脈硬化を引き起こしたり、血管を収縮させたりします。ED治療薬を服用したとしても、喫煙していれば、いつまでも勃起力が弱いままです。

行き過ぎた飲酒はEDを増悪させるばかりか、もともと正常な勃起機能を持った方であっても、 十分な硬度の勃起が得られない場合もあります。

引用：新宿Life Clinic

またアルコールに関しては、適度な量を飲むのは開放的になり、リラックス効果があります。しかし過度のアルコール摂取は勃起機能も妨げになり、十分な硬さが得られなくなるようです。

過剰なストレス

EDになる原因で意外と多いのは、精神的なストレス。多少のストレスなら勃起に影響はありませんが、ストレスを溜めすぎると、頻繫に「中折れ」や「勃起維持力低下」を引き起こします。ストレスには、仕事での失敗や上司からのプレッシャー、家庭で奥さんと上手く行かないなどさまざまあり、多くの人が抱えている問題です。

EDだと自覚がある20～40代の男性500名を対象に、「EDに関する調査」を実施しました。
（中略）
「自分のEDの要因は、次のうちどれだと思いますか？」という質問に対して、77％の人が「ストレス」と回答しました。

引用：prwire

実際「EDだと自覚している男性」を対象に「EDの要因は何なのか？」と調査を行った結果、8割近くの人がストレスと回答。この内、ほぼ半数の男性が「仕事でのストレスが原因」だと感じているようです。

身体は健康でもストレスがあると、興奮が上手く神経に伝わらず勃起力を弱めます。またセックス中もストレスのせいで他のことを考えてしまい、行為に集中ができないのも原因として考えられるでしょう。

加齢

年齢が重なるに連れてEDになっていきます。

加齢に伴うものであれば、特に動脈硬化（血管が硬くなる症状）が原因と考えられます。動脈硬化になると血管が十分に拡がらないばかりか、血液の循環が悪くなります。そのため、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まず、EDが起こりやすくなります。

引用：EDケアサポート

特に50代になると、血管が硬くなり血液の循環が悪くなってしまうようです。チンポの神経に充分な血液が回らないと、中折れの原因になります。

また加齢に伴うEDは生活習慣とも大きく関係しており、喫煙や運動不足による筋肉の衰えで、よりEDを早く進行させてしまうでしょう。

オナニーのしすぎ

オナニーのしすぎもEDを助長させます。自分の手の刺激に慣れてしまい、膣の締まりやフェラで満足できなくなり、結果的に中折れ。オナニーをする時に強く握りすぎたり、足ピンをしたりなど、オナニーは多少なりともEDのリスクがあります。床オナのしすぎもNGです。

射精できないまま一時間以上腰を振る苦痛から解放されたい。その間、女はイキすぎてぐったりしてくるし…。若い頃はいろんな女の鳴き声聞くのが趣味でハメ倒してたが、40代になった今、苦行でしかない。サクッと淡白に射精したい。

引用：５ちゃんねる

オナニーのしすぎはEDだけでなく、遅漏になる可能性もあります。1時間以上挿入しているにもかかわらず、イケない40代男性もいるようです。

セックスにおける過去のトラウマ

セックスにおける過去のトラウマもEDになる原因です。セックスのトラウマとは、人によってさまざまありますが、代表的なのだと以下2つがあるでしょう。

・パートナーにセックスをダメ出しされる
・1度中折れした経験がある

パートナーにセックス中、ダメ出しをされて精神的に傷ついてしまうケース。「手マン痛いから止めて」「イクの早すぎる！」とキツイ指摘されると、自信をなくしてしまいますよね。

それから、1度中折れしたのが原因で「また萎えてしまうかも」と不安を抱えると、よりEDを助長させてしまうでしょう。

精神的に不安要素があると、性的な興奮を得られず勃起ができません。一時的に勃起出来たとしても、頭の中に不安要素がいっぱいあるので、プレイに充分集中できず中折れしてしまいます。

セックスで勃起できない時の対処法

セックスで勃起できない原因を解説しました。いまEDに悩む方はいずれかに当てはまったのではないでしょうか。しかし原因を知ったところで、何も対策をしないといつもまでセックスで勃起できないままです。

そこでセックス中、勃起できない時の対処法をまとめました。

一旦前戯に戻る

挿入中に中折れしてしまった場合は、一度前戯に戻るのがオススメ。このまま萎えた状態で続けると、お互いセックスで自信がなくなり、不完全燃焼で終わります。

「前回と同じくまた萎えるかも」と精神的なトラウマにもなる可能性もあるでしょう。

キスやハグ、全身愛撫などの前戯に戻れば、ふたたび勃起するかもしれません。萎えたからといって焦ったり、落ち込んだりするのではなく、冷静に対処するのが大事です。女性も前戯もしっかり時間をかければ、より濡れやすくなりますし、締まりも良くなるでしょう。

セックス中に「どうしても勃起できない」「中折れしてしまう...」そんな時はセックスを無理に続けるのではなく、一度中止するのも大事です。たまたまその日が調子悪かっただけで、別の日にトライすれば、すんなり勃起できるかもしれません。

しかし、一旦前戯に戻って勃起できず、雰囲気も冷めてしまっているなら、最悪の場合はセックスの中止も考えましょう。「わたしの身体に魅力がない」とパートナーが落ち込まないように、優しいフォローも忘れずに。ピロートークやハグで時間を過ごすのもおすすめです。

オナ二ーのやり方を変える

オナニーの刺激でEDになりがちな人は、オナニーのやり方を変えましょう。床オナをしている人は普通のオナニーに変え、足ピンをしている人は足に力を入れずに、身体の力を抜きましょう。

また毎日オナニーをしている人は、適度なオナ禁をおすすめします。完全に性欲を抑えるのは難しいので、毎日のオナニーを3日に1回、1週間に1回と回数を減らすのが良いです。

筋トレをする

筋トレでお尻の筋肉を鍛えると、勃起改善になります。

ペニスの約半分はお尻の間に収納されると言われています。
つまりお尻の筋肉を鍛えることでペニスの周りの血流が良くなり
勃起を改善する効果があります。

引用：くぼたクリニック

お尻の筋トレはチンポ周りの血流を良くするので、EDにも効果的です。やり方はとても簡単で、肛門を10秒間締めたり、緩めたりするだけ。これを毎日こまめに行いましょう。

特にペニス周りの大きい筋肉である大臀筋というお尻の上層部の筋肉で
この筋肉は股関節を取り囲むようにして位置する筋肉でペニスの血流が格段に上がります。

引用：くぼたクリニック

お尻の筋肉「大臀筋」を鍛えるのもEDに効果的なので、スクワットをするのもオススメ。つま先とヒザを外側に向けた状態でゆっくり腰を落とします。背中は張った状態で、お尻を突き出すのがコツです。

生活習慣を整える

喫煙や運動不足などでEDの人は、生活習慣を整えましょう。いきなり100％の禁煙はハードルが高いので、ふだん吸っているタバコの本数を減らすところから始めてみてください。これまでタバコを吸っていて、まったく吸わなくなると、むしろストレスでEDの原因になります。

アルコールを摂取する場合は適度に飲むのはリラックスでき、効果的です。しかし飲み過ぎると、勃起しにくくなるため、飲む量を抑えた方が良いでしょう。タバコ同様に一滴も飲まなくなるとストレスになるので、ふだん飲む量を減らすのがポイント。

例えば、毎日ビールを飲んでいる人は頻度を週3回にしたり、度数の高いウイスキーを飲むなら1杯に留めたりすると良いでしょう。

また充分に睡眠をとるなど、基本的なことに目を向けるのも重要です。

勃起力を高める食事をする

勃起力を高めるには食事も重要。「食事で勃起問題なんて解決できるわけがない！」と思うかもしれませんが、専門のヘルスクリニックも取り上げています。

栄養素「アルギニン」と「亜鉛」摂取はEDに効果的！？ アミノ酸であるアルギニンは体内で動脈硬化を防ぎ、活性酸素を除くばかりでなく、成長ホルモンの分泌を促進してからだの若返り効果をもたらし、ED改善に効果があると考えられます。

引用：横浜ヘルスケア

ED改善に期待できる成分は「亜鉛」と「アルギニン」です。アルギニンは性欲向上にも期待できるので、アルギニンが多く含まれている物を食べましょう。アルギニンがたくさん含まれているの食べ物は、「大豆」や「マグロ」があります。納豆やマグロの刺身などを積極的に取り入れていくと良いでしょう。

「亜鉛」を多く含んでいるのは「カキ」です。カキは”海のミルク”とも言われるほど、からだに良い成分を含んでいます。食べ過ぎはNGですが、定期的にカキを食べ続けると、勃起問題に良い兆しが見えるかもしれません。

カウンセリングを受ける

仕事や家庭のストレスが原因で、「どうしても勃起しづらい」と感じるならカウンセリングを受けるのもおすすめ。セックス中に勃起しないのは血流の悪さもありますが、実は精神状態も非常に大きな要素です。

心の中で不安や焦り、緊張があると「今日もダメかも」と自信をなくしてEDを助長させてしまいます。

メンタルクリニックで専門家に相談し、自分の持っている悩みや不安を吐き出しましょう。すると今まで抱えていた悩みも少しずつ緩和されていき、リラックスできるはずです。リラックスした状態でセックスに臨めば、行為にしっかり集中できます。

セックスで勃起できない時に読みたい関連記事

セックスで勃起できない原因や対処法を解説しました。「もう少し対処法を追求したい「勃起できない時にするべきこと」を詳しく知りたい人もいるでしょう。panpanはEDに悩む人向けにさまざまな記事を書いてきたので、みなさんの力になれる情報が多くあります。

次は、セックスで勃起できない時に読みたい関連記事を紹介。自分に当てはまる記事があれば、ぜひチェックしてみてください。

①知っていますか？男性の正しいオナニー方法

足ピンや強握力のオナニー、床オナなどをしている人は、正しいオナニー方法を頭に入れておくべきでしょう。そんな時に読んで欲しいのが、正しいオナニー方法を解説した以下記事です。

どのような体勢でオナニーをするべきか、チンポをしごかないオナニーやオナニーによるメリット・デメリットなど徹底解説しています。この記事を読めば、今後どんなオナニーをするべきかがわかるので必読です。

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・知らなきゃ損。男性の正しいオナニーの仕方【永久保存版】

②セックスに最適なおすすめの食べ物まとめ！

勃起改善やセックスに良い食べ物をもっと詳しく知りたい人におすすめが、以下記事です。勃起するのに不可欠な成分「アルギニン」や「亜鉛」が含まれた食材を紹介し、食べるとどのようなメリットがあるのか詳しく解説しています。

ED改善に向けて食生活を見直すきっかけにもなるので、チェックしてみてください。

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・精子の運動率を驚異的に上げる食事・食べ物まとめ４選

③これで解決！中折れした時の優しい言い訳

セックスで中折れした時は自分だけの問題ではありません。パートナーも落ち込んでしまうので、しっかりケアする必要があります。上手くフォローをしないと、次回以降セックスに誘いづらくなりますし、最悪の場合はセックスレスに発展するでしょう。

そこで中折れした時、どのように相手をフォローするかが重要です。

記事では中折れした時に優しい言い訳セリフ集をまとめています。ダイレクトにEDであると伝えづらい場合は、記事中で紹介しているセリフを優しくかけてあげると良いでしょう。

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・セックス中に中折れしたときの、彼女を傷つけない優しい言い訳 5選

④セックスに必要な筋肉がまるわかり！体位別に鍛えるべき部位も紹介

「ED改善のために、運動を始めたい！」そんな人におすすめが筋トレ。前述したように、スクワットや肛門トレーニングはEDに効果的です。実はある筋トレをすれば、より正常位や騎乗などが気持ちよくなります。

そこでセックスに必要な筋トレを紹介しているのが、以下記事です。詳しいトレーニング方法やおすすめのサプリも網羅しているため、非常に役立ちます。

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・セックスのための筋トレ｜プレイや体位別に最適な筋肉の付け方を解説

⑤勃起不全は加齢が原因！年代別に悩みを分析

40代を超える男性の多くが、セックス中に勃起しない悩みを抱えています。勃起しない原因は加齢によるもの。この記事を読んでいる人のなかにも該当する人はいるでしょう。そんな悩める40代に向けて、加齢による勃起不全対策を以下記事で紹介しています。

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・40代男性のセックス事情｜セックスレスの割合や悩みの原因、対処法など

・50代男性のセックス事情｜悩みやセックスレスの割合・対処法など

・60代男性のセックス事情｜セックスレスの割合や悩みの原因、対処法など


ほかにもpanpanでは、40代~60代の男女が持つセックスの悩みを記事にしています。自分の年齢に合う記事をチェックしてみてください。EDに対してどのように向き合っていけば良いかが見えてきます。

セックス中に勃起しない問題を解決しよう

セックスで上手く勃起ができない、中折れは非常に悩ましい問題です。中折れをすればつい自分を責めてしまいますし、パートナーも悲しませてしまうでしょう。一度セックスで失敗したことで、セックスレスに発展する可能性もあります。

いまEDに悩む人でも対処できることは多くあるので、ぜひ本記事で紹介したEDの原因と対処法を熟読して、勃起問題を解決しましょう。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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